“不在證明”の読み方と例文
新字:不在証明
読み方割合
アリバイ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
店からも母屋おもやのどの部屋からも自由に出入りが出來、その意味から言へば、店中の者は一人も不在證明アリバイを持つて居ないことになります。
これは結構過ぎるほど結構な不在證明アリバイです。すると、向島で一日菊屋の同勢を見張つたといふ、頬冠りの男は一體誰でせう。
斯うなると、完全な不在證明アリバイを持つて居るものは粂吉の外にはなく、事件は相變らず混沌たる姿のまゝ、もとの振り出しへ戻る外はありません。