“アリバイ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
現場不在証明31.6%
不在証明31.6%
不在證明26.3%
現場不在證明7.9%
現場不在2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小野が殺されたのは十一時頃だから、葛飾の答弁は現場不在証明（アリバイ）を申し立てているのである。刑事は反証を上げなければならない。
遺書に就て (新字新仮名) ／ 渡辺温(著)
平次はそれから、その晩の家の者の出入りを調べてみましたが、五六日も経っていることで、誰も確かな不在証明（アリバイ）を持っているものはありません。
銭形平次捕物控：087 敵討果てて (新字新仮名) ／ 野村胡堂(著)
これは結構過ぎるほど結構な不在證明（アリバイ）です。すると、向島で一日菊屋の同勢を見張つたといふ、頬冠りの男は一體誰でせう。
銭形平次捕物控：166 花見の果て (旧字旧仮名) ／ 野村胡堂(著)
春松をつれて來て一と晩自分の代りに尺八を吹かせ、それを現場不在證明（アリバイ）に、宵から、溝口屋の奧に潜んだ馬吉は、臆病者の一生懸命さで、どうやら斯（か）うやら目的を遂げました。
銭形平次捕物控：136 鐘五郎の死 (旧字旧仮名) ／ 野村胡堂(著)
間もなく帰って来た八五郎も、この現場不在（アリバイ）を裏書きしました。
銭形平次捕物控：130 仏敵 (新字新仮名) ／ 野村胡堂(著)