“こうせき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
功績13.6%
鉱石13.6%
口跡9.1%
洪積9.1%
礦石9.1%
行蹟4.5%
垢石4.5%
溝跡4.5%
公石4.5%
公績4.5%
功蹟4.5%
孔席4.5%
航跡4.5%
行績4.5%
鉤摭4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この珍現象ちんげんしよう目撃もくげきすることさへ容易よういとらがた機會きかいであるのに、しかもこれを寫眞しやしんにとつて一般いつぱんひとにもその概觀がいかんつたへたペアレット功績こうせきとすべきでゐる。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
この日、ガンのむれの姿をさいしょに見た者は、ターベルイの鉱山こうざんで、鉱石こうせきっている鉱夫こうふたちでした。鉱夫たちは、ガンの鳴く声を耳にしますと、仕事をやめました。そして
誰のこわいろも使えないらしく、誰の口跡こうせきにも似ていなかったけれど、芝居の台詞せりふであることはすぐ分った。
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)
ぼくはあの図を出して先生になおしてもらったら次の日曜に高橋君たかはしくんたのんで僕のうちの近所きんじょのをすっかりこしらえてしまうんだ。僕のうちの近くなら洪積こうせき沖積ちゅうせきがあるきりだしずっと簡単かんたんだ。
或る農学生の日誌 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
シナ人のごとくに切って置いてせんじて飲むということをしない。すべての草根木皮は粉に砕いて薬を製造します。またつのの類あるいはいろいろの礦石こうせき類も用うるです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
余の信仰行蹟こうせきを責むるにとどまらずして余の意見も本心もことごとく過酷の批評をこうむるに至れり。
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
この神学博士と意見全く相がっするを得ざるに至れり、或は余の一身を処するにおいて忠実なる一信徒より忠告をこうむるあり、いわく、「君の行蹟こうせきは聖典の明白なる教訓に反せり君よろしく改むべし」
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
このいきさつは、佐藤垢石こうせきだったかが、おもしろく書いているが、垢石氏のはフィクションが多いから、あんまり、信用してはいけない。
胡堂百話 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
佐藤垢石こうせき君は、釣と雑文で、晩年は大変な人気男になってしまったが、私が社会部長当時、まことに重宝な部員であった。
胡堂百話 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
ピストルの内部を開いて螺旋溝らせんこう寸法ディメンション顕微鏡けんびきょうで測ってみると、ねて押収して置いた被害者達の体内をくぐった弾丸の溝跡こうせきの寸法と完全に一致した。
省線電車の射撃手 (新字新仮名) / 海野十三(著)
犯人はピストルの弾丸だんがんには人間で言えば指紋のようにピストル独特の溝跡こうせきがつくこと位よく知っていたのです。
省線電車の射撃手 (新字新仮名) / 海野十三(著)
その籾の産額が参万九千八百八十五公石こうせき(公石は我国の一石七斗内外)であつたから、今では更に殖えてゐる。
この乱暴者は、呉郡ごぐん余杭よこうの人で、凌統りょうとうあざな公績こうせきという青年だった。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
分化の理想を今日こんにちまで持続したのでありますから、この理想をある手段によって実現するものは、我々生存の目的を、一層高くかつ大いにした功蹟こうせきのあるものであります。
文芸の哲学的基礎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
故に無事なるものは午砲を聞きて昼飯を食ひ、忙しきものは孔席こうせきあたゝかならず、墨突ぼくとつけんせずとも云ひ、変化の多きは塞翁さいをうの馬にしんにうをかけたるが如く、不平なるは放たれて沢畔たくはんに吟じ
人生 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
白い航跡こうせきが消えて、元のウルトラマリン色の青い海にかえるところあたりに、執念しゅうねんぶかくついてきた白いかもめが五六羽、しきりに円を描いては、漂流ひょうりゅうするごちそうめがけて
霊魂第十号の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
勇壮の行績こうせきも、余をして基督教会に嫌悪せしむるに至れり。
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
鉤摭こうせきして説を成し、上古にがっするを務め、先儒を毀訾きしし、以謂おもえらく我に及ぶなりと、更に異議を為して、以て学者を惑わす。是を訓詁くんこという。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)