“行蹟”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎょうせき66.7%
こうせき33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
事業という大きな慰藉いしゃがあって、毎日多くの時間をその方に没頭していればよいのでしたが、千代子にはそんなものはなくて、却って、里方から、夫の行蹟ぎょうせきについて
パノラマ島綺譚 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
万太郎の放縦な行蹟ぎょうせきが、こういう大事をひき起こすのだとあって、この晩の騒ぎが動機となり、平常の不身持ふみもちな事実までが、数かぎりなく大殿中将おおとのちゅうじょうの耳に入って、とうとう万太郎、その翌日は
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
余の信仰行蹟こうせきを責むるにとどまらずして余の意見も本心もことごとく過酷の批評をこうむるに至れり。
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
この神学博士と意見全く相がっするを得ざるに至れり、或は余の一身を処するにおいて忠実なる一信徒より忠告をこうむるあり、いわく、「君の行蹟こうせきは聖典の明白なる教訓に反せり君よろしく改むべし」
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)