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鵞
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が
ふりがな文庫
“
鵞
(
が
)” の例文
其
書
(
しよ
)
を
借
(
か
)
りえてよみしに、○
塔不剌
(
たふふら
)
とありて
注
(
ちゆう
)
に○
葱
(
ねぎ
)
○
椒
(
さんしよ
)
○油○
醤
(
ひしほ
)
を
熬
(
いりつけ
)
、
後
(
あと
)
より
鴨
(
あひる
)
或は雞○
鵞
(
が
)
をいれ、
慢火
(
ぬるひ
)
にて
養熟
(
しあげる
)
とあり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
窓のところに、一本、ふるい
鵞
(
が
)
ペンがのっていました。これはしじゅう女中たちのつかっているものでした。
ひこうかばん
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
彼がエリザ式の半ズボンに絹の靴下を
膝頭
(
ひざがしら
)
で結んだ右足を
左
(
ひだ
)
りの上へ乗せて
鵞
(
が
)
ペンの
先
(
さき
)
を紙の上へ突いたまま首を少し傾けて考えているところを想像して見た。
倫敦塔
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
それから、砂函とインキ壺を入れる正方形の枡穴があって、その二つの枡穴の中間には、
鵞
(
が
)
ペンや封蝋などといった細長い物を入れる長方形の溝が
刳
(
く
)
りぬいてある。
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
欄間
(
らんま
)
や
壁障
(
へきしょう
)
はすべて
総漆
(
そううるし
)
、襖には、
狩野永徳
(
かのうえいとく
)
そのほか当代の
巨匠
(
きょしょう
)
が
筆
(
ふで
)
をそろえて
鵞
(
が
)
の間、
芙蓉
(
ふよう
)
の間、
墨梅
(
ぼくばい
)
の間、遠寺晩鐘の間などと呼ぶにふさわしい
彩管
(
さいかん
)
を
揮
(
ふる
)
っている。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
ド・ヴァレーズのでたらめを
鵜
(
う
)
のみにする公爵のあほうのために苦心が水の
泡
(
あわ
)
になり、そのいまいましさを片手の
鵞
(
が
)
ペンといっしょに前方に突き出す瞬間の皮肉な心理描写であろう。
音楽的映画としての「ラヴ・ミ・トゥナイト」
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
チョッキの下に見えている赤い
綬章
(
じゅしょう
)
の一端、皮の半ズボン、すみずみにNの花文字と
鵞
(
が
)
の紋とのついた紫びろうどの
鞍被
(
くらおお
)
いをつけた白馬、絹の靴足袋の上にはいた乗馬靴、銀の拍車
レ・ミゼラブル:05 第二部 コゼット
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
ペンは
鵞
(
が
)
の羽毛を削ったもの、そして瓶はないとみえて、綺麗な
切籠硝子
(
きりこガラス
)
の皿にインキ様の液体が載っているのであった。老人はその薄い堅靱なものの上に、しきりに何か書いている。
ウニデス潮流の彼方
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
いまだに彼女等がハリウッドへスターのサインを貰う為めに手紙を
鵞
(
が
)
ペンでなぞりなぞり書いてるような娘たちであったらこりゃむずかしい。こりゃ、肌地より分量で示すよりほかあるまい。
百喩経
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
赤い御本をひらいている
画
(
え
)
のついた表紙のや、
三角帽
(
さんかくぼう
)
のリボンに
鵞
(
が
)
ペンをさしたおばあさんがテエブルの前に腰をかけて、なにか書いていると、そのそばから大きながちょうがくちばしをあけて
まざあ・ぐうす
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
色ある
衣
(
きぬ
)
は
唐松
(
からまつ
)
の
翠
(
みどり
)
の
下蔭
(
したかげ
)
に
章
(
あや
)
を成して、秋高き清遠の空はその後に
舗
(
し
)
き、
四脚
(
よつあし
)
の雪見燈籠を
小楯
(
こだて
)
に裾の
辺
(
あたり
)
は
寒咲躑躅
(
かんざきつつじ
)
の
茂
(
しげみ
)
に隠れて、近きに二羽の
鵞
(
が
)
の
汀
(
みぎは
)
に
𩛰
(
あさ
)
るなど、
寧
(
むし
)
ろ画にこそ写さまほしきを
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
ニツケルの
産科
(
さんくわ
)
の
器械
(
きかい
)
鵞
(
が
)
のごとき
嘴
(
はし
)
して
光
(
ひか
)
り
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
鵞
(
が
)
ペンの
尖
(
さき
)
を立ててゐる。
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
其
書
(
しよ
)
を
借
(
か
)
りえてよみしに、○
塔不剌
(
たふふら
)
とありて
注
(
ちゆう
)
に○
葱
(
ねぎ
)
○
椒
(
さんしよ
)
○油○
醤
(
ひしほ
)
を
熬
(
いりつけ
)
、
後
(
あと
)
より
鴨
(
あひる
)
或は雞○
鵞
(
が
)
をいれ、
慢火
(
ぬるひ
)
にて
養熟
(
しあげる
)
とあり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
鵞
(
が
)
ペンだの、そのほか、机の上にのっている、耳の聞えるものたちにむかって、言いました。
ペンとインキつぼ
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
鵞
(
が
)
の
鳥
(
とり
)
を
捕
(
と
)
らむとて
岸
(
きし
)
ゆ落ちぬる。
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
大族
(
おほうから
)
なす
鵞
(
が
)
の鳥
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“鵞(ガチョウ)”の解説
ガチョウ(鵞鳥、鵝鳥、家雁、en: Domestic goose、fr: oie)は、カモ目カモ科ガン亜科の鳥。雁の仲間。家禽。白い姿はアヒルに似ているが互いに別の種。
(出典:Wikipedia)
鵞
漢検1級
部首:⿃
18画
“鵞”を含む語句
天鵞絨
鵞鳥
鵞筆
黒天鵞絨
鵞毛
青天鵞絨
緋天鵞絨
白鵞
鵞口瘡
小野鵞堂
白天鵞絨
鵞堂
鵞湖散人
鵞毛飄不起
鵞湖
鵞湖山人
黒鵞絨
鵞目
鵞脂
鵞鳥婆
...