『音楽的映画としての「ラヴ・ミ・トゥナイト」（おんがくてきえいがとしての「ラヴ・ミ・トゥナイト」）』

この音楽的映画の序曲は「パリのめざめ」の表題楽で始まる。まず夜明けのセーヌの川岸が現われる。人通りはなくて朝霧にぬれたベンチが横たわり、遠くにノートルダームの双生塔がぼんやり見える。眠りのまださめぬ裏町へだれか一人自転車を乗り込んで来て、舗 …

著者	寺田寅彦
ジャンル	芸術・美術 > 演劇 > 映画
初出	「キネマ旬報」1932（昭和7）年1月
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約7分（500文字/分）
朗読目安時間	約12分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

薪（たきぎ） 狩人（かりうど） 枕（まくら） 鹿狩（しかが） 鵞（が） 鵜（う） 陳套（ちんとう） 足掻（あが） 薪（まき） 苦虫（にがむし） 脈搏（みゃくはく） 箒（ほうき） 爽快（そうかい） 泡（あわ） 河岸（かし） 梯子（はしご） 伝播（でんぱ） 朝餉（あさげ） 有明（ありあけ） 插入（そうにゅう） 掃除（そうじ） 恋敵（こいがたき） 平癒（へいゆ） 幔幕（まんまく） 巫女（みこ） 寓意（ぐうい） 執念（しゅうね） 卑猥（ひわい） 刺繍（ししゅう） 凄惨（せいさん） 先鞭（せんべん） 伯母（おば）