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苦虫
ふりがな文庫
“苦虫”の読み方と例文
旧字:
苦蟲
読み方
割合
にがむし
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
にがむし
(逆引き)
御本家に飼殺しの
親爺
(
おやじ
)
仁右衛門、
渾名
(
あだな
)
も
苦虫
(
にがむし
)
、むずかしい顔をして、御隠居殿へ出向いて、まじりまじり、
煙草
(
たばこ
)
を
捻
(
ひね
)
って言うことには
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
つまらぬ暇つぶしにしびれをきらして、天堂一角は
苦虫
(
にがむし
)
を噛んでいたが、つい周馬の独り言に誘われて、側からこうたずねだした。
鳴門秘帖:04 船路の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
むつかしやの
苦虫
(
にがむし
)
の公爵が寝床の中でこの歌を始める。これがヴァレンティーヌ夫人、ド・ヴァレーズ伯爵、ド・サヴィニャク伯爵へと
伝播
(
でんぱ
)
する。
音楽的映画としての「ラヴ・ミ・トゥナイト」
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
苦虫(にがむし)の例文をもっと
(9作品)
見る
苦
常用漢字
小3
部首:⾋
8画
虫
常用漢字
小1
部首:⾍
6画
“苦”で始まる語句
苦
苦悶
苦笑
苦々
苦痛
苦患
苦力
苦労
苦手
苦衷
“苦虫”のふりがなが多い著者
ジュール・ルナール
内田魯庵
伊藤左千夫
吉川英治
海野十三
泉鏡花
太宰治
寺田寅彦