“苦蟲”の読み方と例文
新字:苦虫
読み方割合
にがむし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いくらおとなしく話さうたツて」と、義雄はお鳥を見て、「あの苦蟲にがむしみつぶした樣なつらをされては——」
泡鳴五部作:04 断橋 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
「先生は何故もつと快活になつて下さらないのです。先生の顏附は何時も苦蟲にがむしを噛み潰したやうな顏です。」
猫又先生 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
ると、自分じぶんまへには女王樣ぢよわうさまが、うでこまねいてつてられました、苦蟲にがむしみつぶしたやうな可厭いやかほして。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)