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重疊
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ちようでふ
ふりがな文庫
“
重疊
(
ちようでふ
)” の例文
新字:
重畳
拜借
(
はいしやく
)
仕つり度是迄
推參
(
すいさん
)
候といふに
強慾
(
がうよく
)
無道
(
ぶだう
)
の天忠和尚
滿面
(
まんめん
)
に
笑
(
ゑみ
)
を
含
(
ふく
)
み夫は
重疊
(
ちようでふ
)
の事なり
扨
(
さて
)
其
譯
(
わけ
)
は如何にと尋ぬるに大膳は
膝
(
ひざ
)
を
進
(
すゝ
)
め聲を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
故
(
わざ
)
と
下
(
お
)
りて
見
(
み
)
た
篠山
(
さゝやま
)
の
驛
(
えき
)
のプラツトホームを
歩行
(
ある
)
くのさへ、
重疊
(
ちようでふ
)
と
連
(
つらな
)
る
山
(
やま
)
を
見
(
み
)
れば、
熊
(
くま
)
の
背
(
せ
)
に
立
(
た
)
つ
思
(
おもひ
)
がした。
酒顛童子
(
しゆてんどうじ
)
の
大江山
(
おほえやま
)
。
城崎を憶ふ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
弓弭
(
ゆはづ
)
の
清水
(
しみづ
)
を
掬
(
むす
)
んで、弓かけ松の下に立つて眺める。西は
重疊
(
ちようでふ
)
たる
磐城
(
いはき
)
の山に雲霧白く渦まいて流れて居る。東は太平洋、雲間漏る夕日の鈍い光を浮べて唯とろりとして居る。
熊の足跡
(旧字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
外記 それは
重疊
(
ちようでふ
)
。十吉とわしとは乳兄弟、達者と聞けば嬉しいぞ。
箕輪の心中
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
世話好
(
せわずき
)
なのが、
二人
(
ふたり
)
立
(
た
)
つて、
此
(
これ
)
を
傍
(
かたはら
)
の
壁
(
かべ
)
へ
懸
(
か
)
けると、
燕
(
つばめ
)
でも
雁
(
がん
)
でもなかつた。
圖
(
づ
)
する
處
(
ところ
)
は
樓臺亭館
(
ろうだいていくわん
)
、
重疊
(
ちようでふ
)
として
緩
(
ゆる
)
く
𢌞
(
めぐ
)
る、
御殿造
(
ごてんづく
)
りの
極彩色
(
ごくさいしき
)
。
画の裡
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
致して居しが
先
(
まづ
)
は
重疊
(
ちようでふ
)
左樣
(
さやう
)
御座らば立歸り
喜
(
よろこ
)
ばせし上又
改
(
あらた
)
めて出まする事に仕つれば
何分
(
なにぶん
)
宜敷
(
よろしく
)
お頼申すと
喜
(
よろこ
)
びを
演
(
のべ
)
別
(
わか
)
れを告
取散
(
とりちらせ
)
し辨當など
始末
(
しまつ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
御意にかなへばそれで
重疊
(
ちようでふ
)
、ありがたくお禮を申されい。
修禅寺物語
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
先
(
ま
)
づは
重疊
(
ちようでふ
)
、
抗
(
むか
)
つて
齒向
(
はむか
)
つてでも
來
(
こ
)
られようものなら、
町内
(
ちやうない
)
の
夜番
(
よばん
)
につけても、
竹箒
(
たかばうき
)
を
押取
(
おつと
)
つて
戰
(
たゝか
)
はねば
成
(
な
)
らない
處
(
ところ
)
を、
恁
(
か
)
う
云
(
い
)
ふ
時
(
とき
)
は
敵手
(
あひて
)
が
逃
(
に
)
げてくれるに
限
(
かぎ
)
る。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
夫は
重疊
(
ちようでふ
)
何分にも御頼み申とて
引合
(
ひきあは
)
せしに大いに幸之進が心に
適
(
かな
)
ひ母子共引取て大坂に
差置
(
さしおき
)
不自由なき樣に金銀を送り半年ばかり世話せしに
疾
(
はや
)
主人の供にて江戸へ
下
(
くだ
)
るに付き母子にも
路金
(
ろぎん
)
并びに
手形
(
てがた
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
重
常用漢字
小3
部首:⾥
9画
疊
部首:⽥
22画
“重疊”で始まる語句
重疊々々