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都大路
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みやこおほぢ
ふりがな文庫
“
都大路
(
みやこおほぢ
)” の例文
あの
日
(
ひ
)
の
出
(
い
)
づる
邊
(
へん
)
、
我
(
わが
)
故國
(
ここく
)
では
今頃
(
いまごろ
)
は
定
(
さだ
)
めて、
都大路
(
みやこおほぢ
)
の
繁華
(
はんくわ
)
なる
處
(
ところ
)
より、
深山
(
みやま
)
の
奧
(
をく
)
の
杣
(
そま
)
の
伏屋
(
ふせや
)
に
到
(
いた
)
るまで、
家々
(
いへ/\
)
戸々
(
こゝ
)
に
日
(
ひ
)
の
丸
(
まる
)
の
國旗
(
こくき
)
を
飜
(
ひるがへ
)
して、
御國
(
みくに
)
の
榮
(
さかえ
)
を
祝
(
いわ
)
つて
居
(
を
)
る
事
(
こと
)
であらう。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
人情の
詐
(
いつはり
)
多きは、山里も
都大路
(
みやこおほぢ
)
も殊なることなけれど、山里は爽かに涼しき風吹きて、住む人の少きこそめでたけれ。汝はアリチアの婚禮とサヱルリ侯との昔がたりを知るならん。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
切符
(
きつぷ
)
を
買
(
か
)
つて、
改札口
(
かいさつぐち
)
を
出
(
で
)
て、
精々
(
せい/″\
)
、
着
(
き
)
た
切
(
きり
)
の
裾
(
すそ
)
へ
泥撥
(
どろはね
)
を
上
(
あ
)
げないやうに、
濡
(
ぬ
)
れた
石壇
(
いしだん
)
を
上
(
あが
)
ると、
一面
(
いちめん
)
雨
(
あめ
)
の
中
(
なか
)
に、
不知火
(
しらぬひ
)
の
浮
(
う
)
いて
漾
(
たゞよ
)
ふ
都大路
(
みやこおほぢ
)
の
電燈
(
でんとう
)
を
見
(
み
)
ながら、
横繁吹
(
よこしぶき
)
に
吹
(
ふ
)
きつけられて
大阪まで
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
都大路
(
みやこおほぢ
)
に世の榮華を
嘗
(
な
)
め
盡
(
つく
)
すも、
賤
(
しづ
)
が
伏屋
(
ふせや
)
に
畦
(
あぜ
)
の
落穗
(
おちぼ
)
を
拾
(
ひろ
)
ふも、暮らすは同じ五十年の夢の朝夕。
妻子珍寶及王位
(
さいしちんぱうおよびわうゐ
)
、
命終
(
いのちをは
)
る時に隨ふものはなく、
野邊
(
のべ
)
より
那方
(
あなた
)
の友とては、
結脈
(
けちみやく
)
一つに
珠數
(
じゆず
)
一聯のみ。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
都大路
(
みやこおほぢ
)
の
流離
(
さすらひ
)
よ、
御堂
(
みだう
)
へ
下
(
くだ
)
る
長町
(
ながまち
)
よ。
頌歌
(旧字旧仮名)
/
ポール・クローデル
(著)
▼ もっと見る
今日
(
けふ
)
もまた
都大路
(
みやこおほぢ
)
をさすらひくらし
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
日
(
ひ
)
ぞ
照
(
て
)
りしらむ
日盛
(
ひざか
)
りの
都大路
(
みやこおほぢ
)
を
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
都
常用漢字
小3
部首:⾢
11画
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
路
常用漢字
小3
部首:⾜
13画
“都”で始まる語句
都
都合
都度
都会
都々逸
都鄙
都人
都會
都市
都風