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連山
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れんざん
ふりがな文庫
“
連山
(
れんざん
)” の例文
越後の西北は
大洋
(
おほうみ
)
に
対
(
たい
)
して
高山
(
かうざん
)
なし。東南は
連山
(
れんざん
)
巍々
(
ぎゝ
)
として越中上信奥羽の五か国に
跨
(
またが
)
り、
重岳
(
ちようがく
)
高嶺
(
かうれい
)
肩
(
かた
)
を
並
(
なら
)
べて
数
(
す
)
十里をなすゆゑ大小の
獣
(
けもの
)
甚
(
はなはだ
)
多
(
おほ
)
し。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
この怪車輌は、能率三千パーセントと称せられた
原子変換
(
げんしへんかん
)
エネルギーを利用した
起重動力発生機
(
きじゅうどうりょくはっせいき
)
であって、さてこそ
連山
(
れんざん
)
を削り、岩石を天空にとばす。
地軸作戦:――金博士シリーズ・9――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
越し
方
(
かた
)
を
顧
(
かえり
)
みれば、
眼下
(
がんか
)
に展開する十勝の
大平野
(
だいへいや
)
は、
蒼茫
(
そうぼう
)
として唯
雲
(
くも
)
の如くまた海の如く、
却
(
かえっ
)
て北東の方を望めば、
黛色
(
たいしょく
)
の
連山
(
れんざん
)
波濤
(
はとう
)
の如く起伏して居る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
左
(
ひだり
)
の
方
(
はう
)
には、
六甲
(
ろくかふ
)
の
連山
(
れんざん
)
が、
春
(
はる
)
の
光
(
ひか
)
りに
輝
(
かゞや
)
いて、ところ/″\
赤
(
あか
)
く
禿
(
は
)
げた
姿
(
すがた
)
は、そんなに
霞
(
かす
)
んでもゐなかつた。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
さばくはボルドーの町の門からピレネーの
連山
(
れんざん
)
まで
続
(
つづ
)
いていて、『ランド』という名で
呼
(
よ
)
ばれていた。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
▼ もっと見る
甲斐
(
かい
)
の
連山
(
れんざん
)
や
秩父
(
ちちぶ
)
の
峻峰
(
しゅんぽう
)
も、みなこの晴れの日を
審議
(
しんぎ
)
するもののように御岳のまわりをめぐっていた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
背後
(
うしろ
)
を
囲
(
かこ
)
つた、
若草
(
わかくさ
)
の
薄紫
(
うすむらさき
)
の
山懐
(
やまふところ
)
に、
黄金
(
こがね
)
の
網
(
あみ
)
を
颯
(
さつ
)
と
投
(
な
)
げた、
日
(
ひ
)
の
光
(
ひかり
)
は
赫耀
(
かくやく
)
として
輝
(
かゞや
)
くが、
人
(
ひと
)
の
目
(
め
)
を
射
(
ゐ
)
るほどではなく、
太陽
(
たいやう
)
は
時
(
とき
)
に、
幽
(
かすか
)
に
遠
(
とほ
)
き
連山
(
れんざん
)
の
雪
(
ゆき
)
を
被
(
かつ
)
いだ
白蓮
(
びやくれん
)
の
蕋
(
しべ
)
の
如
(
ごと
)
くに
見
(
み
)
えた。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
帆が
辷
(
すべ
)
る、遥かの
鋸形
(
のこぎりがた
)
の
連山
(
れんざん
)
から、空には
畑の祭
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
そして学校にも牛丸君のような愉快な友だちができるし、それから又港町のうしろにつらなっている
連山
(
れんざん
)
の奥ふかく遊びにいく楽しみを発見して、ひまがあれば山の中を歩きまわった。
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
それはいく週間と知らない長いあいだ、谷間をぬけ山をこえた。いつもピレネー
連山
(
れんざん
)
のむらさき色のみねを横に見た。それはうずたかくもり上がった雲のかたまりのように見えていた。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
群木
(
ぐんぼく
)
は
少
(
すこ
)
しく霜を
染
(
そめ
)
て
紅々
(
あかく
)
、
連山
(
れんざん
)
は
僅
(
わづか
)
に雪を
載
(
のせ
)
て
白々
(
しろし
)
。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
群木
(
ぐんぼく
)
は
少
(
すこ
)
しく霜を
染
(
そめ
)
て
紅々
(
あかく
)
、
連山
(
れんざん
)
は
僅
(
わづか
)
に雪を
載
(
のせ
)
て
白々
(
しろし
)
。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“連山”の意味
《名詞》
連山(れんざん)
山が連なっているもの。連峰。
(出典:Wiktionary)
連
常用漢字
小4
部首:⾡
10画
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
“連山”で始まる語句
連山波濤
連山易
連山関