赫々かく/\)” の例文
勿論もちろんいま境涯きやうがいとてけつして平和へいわ境涯きやうがいではないが、すでにはら充分じゆうぶんちからがあるので、すぐよりは餘程よほど元氣げんきもよく、赫々かく/\たる熱光ねつくわうした
愛国家の心霊を鼓舞して、天下蒼生の為に、赫々かく/\たる功業を奏せしむるものもこの熱意なり。忠臣君の為に死し、孝子親の為に苦しむも、この熱意あればなり。
熱意 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
是則これすなはちいきてかたちを以てめぐり、しゝてはたましひを以てめぐるゆゑなりとかや。(文海披沙の説)菅神も此ろんに近し。逃入村にごろむらの事を以ても千年にちかき神灵しんれい赫々かく/\たることあふぐべしうやまふべし。
その満足を理解して呉れるものは三千代丈であつた。三千代以外には、ちゝあにも社会も人間も悉くてきであつた。彼等は赫々かく/\たる炎火えんくわうちに、二人ふたりつゝんでころさうとしてゐる。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
やがあめまつたれるとともに、今度こんど赫々かく/\たる太陽たいようは、ごと吾等われらうへてらしてた。印度洋インドやうちう雨後うご光線くわうせんはまた格別かくべつで、わたくしころされるかとおもつた。
是則これすなはちいきてかたちを以てめぐり、しゝてはたましひを以てめぐるゆゑなりとかや。(文海披沙の説)菅神も此ろんに近し。逃入村にごろむらの事を以ても千年にちかき神灵しんれい赫々かく/\たることあふぐべしうやまふべし。
この家近き頃までは、全村の旧家として勢威赫々かく/\として犯すべからざるものありて存せり。然れども是れ山間の一小村にして、四囲層巒そうらんを以てめぐらし、自然に他村と相隔絶したるの致せしのみ。
国民と思想 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
○同年閏十月十九日大政□臣をおくらる。しかれば此 御神の御位は正一位大政□臣としるべし。後年こうねんしば/\神灵しんれい赫々かく/\たるしるしありしによりて、 天満宮、或 自在天神の贈称さうしようあり。
この軍艦ふね排水はいすい噸數とんすう二千七百ばかり、二本にほん烟筒ゑんとうきはめて壯麗さうれいなる裝甲巡洋艦さうかうじゆんやうかんである。いましも波浪なみまれて、此方こなたまはりしその艦尾かんびには、赫々かく/\たる日輪にちりんてらされて「日の出」の三あざやかにまれた。
○同年閏十月十九日大政□臣をおくらる。しかれば此 御神の御位は正一位大政□臣としるべし。後年こうねんしば/\神灵しんれい赫々かく/\たるしるしありしによりて、 天満宮、或 自在天神の贈称さうしようあり。