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ふりがな文庫
“
読
(
よみ
)” の例文
旧字:
讀
またなんぞあい関渉して教門のためにして政治その害を受くることあらんや。余
読
(
よみ
)
てこの文に至り、おおいに了解し
難
(
がたき
)
を
覚
(
おぼ
)
う。
教門論疑問
(新字新仮名)
/
柏原孝章
(著)
(二百四五十帋の自筆なり)
嘗
(
かつて
)
梱外
(
こんぐわい
)
へ
出
(
いだ
)
さゞりしを、狂哥堂真顔翁
珎書
(
ちんしよ
)
なれば
懇望
(
こんまう
)
してかの家より借りたる時
余
(
よ
)
も
亡兄
(
ばうけい
)
とともに
読
(
よみ
)
しことありき。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
毎日新聞の来るのを待ち受けて、自分が一番先へ読んだ。それからその
読
(
よみ
)
がらをわざわざ私のいる所へ持って来てくれた。
こころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
ものして
婦女童幼
(
ふじょどうよう
)
に
媚
(
こび
)
んとする世の
浅劣
(
せんれつ
)
なる
操觚者流
(
そうこしゃりゅう
)
は此の灯籠の文を
読
(
よみ
)
て圓朝
叟
(
おじ
)
に
耻
(
はじ
)
ざらめやは
聊
(
いさゝか
)
感ぜし所をのべて序を
乞
(
こ
)
わるゝまゝ記して与えつ
怪談牡丹灯籠:01 序
(新字新仮名)
/
坪内逍遥
(著)
前年までの肉体文学は、よりひろい風俗文学、中間小説とよばれる
読
(
よみ
)
もの小説の氾濫に合流した。
五〇年代の文学とそこにある問題
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
▼ もっと見る
しかし彼がそう言ったのをみれば、彼には“
読
(
よみ
)
”も“意味”もわかっていたにちがいあるまい。
私本太平記:05 世の辻の帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
しかし小指はウィイン法学雑誌の
読
(
よみ
)
かけの頁へ挟まれているのを私は見落さなかった。
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
女御
(
にょご
)
、
后
(
きさき
)
がねとよばれるきわの女性が、つくし
人
(
びと
)
にさらわれて、遠いあなたの空から、都をしのび、いまは哲学めいた
読
(
よみ
)
ものを好むとあれば、わたしの
儚
(
はかな
)
んだロマンスは上々のもので
柳原燁子(白蓮)
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
読
(
よみ
)
てその奥に至れば、
心事
(
しんじ
)
恍爾
(
こうじ
)
としてほとんど天外に
在
(
あ
)
るの
思
(
おもい
)
をなすべし。
旧藩情
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
内には
鈴
(
すう
)
ちやんが今日を
曠
(
はれ
)
と着飾つて、その美しさと謂ふものは! ほんにまああんな
縹致
(
きりよう
)
と云ひ、気立と云ひ、諸芸も出来れば、
読
(
よみ
)
、
書
(
かき
)
、
針仕事
(
はりしごと
)
、そんなことは言つてゐるところではない。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
それ以来、私の眼に触れる
読
(
よみ
)
ものとしては、ただ新聞だけだった。が、その新聞すらも読むことを許されなかった。子供は新聞なんか読むものでない。これが祖母たちの「
高尚
(
こうしょう
)
な意見」だった。
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
私は子供の
中
(
うち
)
から日課の本より
戯作
(
げさく
)
もの実録ものなど読むが
好
(
すき
)
で、十一才の時分にはモウお袋の仕事する傍らに
坐
(
すわ
)
つてさま/″\貸本やの書物などや、父が
読
(
よみ
)
ふるしの雑誌なども好んで読み
升
(
まし
)
た。
黄金機会
(新字旧仮名)
/
若松賤子
(著)
新春の
読
(
よみ
)
ものだからといって、
暢気
(
のんき
)
らしい。
若菜のうち
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
(二百四五十帋の自筆なり)
嘗
(
かつて
)
梱外
(
こんぐわい
)
へ
出
(
いだ
)
さゞりしを、狂哥堂真顔翁
珎書
(
ちんしよ
)
なれば
懇望
(
こんまう
)
してかの家より借りたる時
余
(
よ
)
も
亡兄
(
ばうけい
)
とともに
読
(
よみ
)
しことありき。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
彼女は
拾
(
ひろ
)
い
読
(
よみ
)
にぽつぽつ読み下した。ブック・オフ・ジョークス。イングリッシ・ウィット・エンド・ヒュモア。……
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
と、湯屋の軒からわかれてしまったので、太平記
読
(
よみ
)
の小屋をのぞいてみたが、そこの百目蝋燭もはや消されて、人影もない小屋の奥に誰やら、あと片づけをしている様子だった。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
たとえば子供
読
(
よみ
)
ものの再吟味で、講談社が氾濫させ、子供の注意を散マン低下させた粗悪な漫画がいくらか減ったのなど、やはりよいことの一つとして作用しているようなものです。
獄中への手紙:06 一九三九年(昭和十四年)
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
お嬢さんたちは、芝居の八百屋お七や
油屋
(
あぶらや
)
お染だと思えばまあ間違いはない、御大層なのは
友禅
(
ゆうぜん
)
の座ぶとんを抱えさせてくる。お手習だけしているのもあれば、
読
(
よみ
)
ものをしにくるのもある。
旧聞日本橋:04 源泉小学校
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
○さて此事たあいもなき小どものたはむれとのみおもひすぐししに、
醒斎
(
せいさい
)
京伝翁が
骨董集
(
こつとうしふ
)
を
読
(
よみ
)
て
本拠
(
ほんきよ
)
ある事を
発明
(
はつめい
)
せり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
○さて此事たあいもなき小どものたはむれとのみおもひすぐししに、
醒斎
(
せいさい
)
京伝翁が
骨董集
(
こつとうしふ
)
を
読
(
よみ
)
て
本拠
(
ほんきよ
)
ある事を
発明
(
はつめい
)
せり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
此事
碩学
(
せきがく
)
の
聞
(
きこえ
)
高
(
たか
)
き
了阿
(
れうあ
)
上人の
話
(
はなし
)
にきゝてかの経を
借得
(
かりえ
)
て
読
(
よみ
)
しが、これぞ夜光の玉の
親
(
おや
)
玉なるべき。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
此事
碩学
(
せきがく
)
の
聞
(
きこえ
)
高
(
たか
)
き
了阿
(
れうあ
)
上人の
話
(
はなし
)
にきゝてかの経を
借得
(
かりえ
)
て
読
(
よみ
)
しが、これぞ夜光の玉の
親
(
おや
)
玉なるべき。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
読
常用漢字
小2
部首:⾔
14画
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読者
読誦
読書
読経
朗読
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