“読売”のいろいろな読み方と例文
旧字:讀賣
読み方割合
よみうり80.0%
よみう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あの批評が出ていましたぜ。けさの時事じじ、——いや、読売よみうりでした。のちほど御覧に入れましょう。外套がいとうのポケットにはいっていますから。」
文章 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
石川県などの在方ざいかたでは、昔の瓦版かわらばんとよく似た一枚刷の読売よみうりものを、歌いながらくるのは必ず女の群であり、是を人によって女万歳おんなまんざいともっていた。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
往時編笠かぶりて心中の沙汰なぞうたひ歩みし読売よみうり今は縁日えんにちの夜の唱歌となるもまた物同じくしてその名のみ同じからざる一例となすべし。
桑中喜語 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)