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みずか
ふりがな文庫
“
親
(
みずか
)” の例文
即ち一方においては、尊王の思想、天子に政を
親
(
みずか
)
らせしめ、一国の全権を帰せんとするの思想にして、水戸派実にこれが
魁首
(
かいしゅ
)
たり。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
わがこの薬は、
畏
(
かしこ
)
くも
月宮殿
(
げっきゅうでん
)
の
嫦娥
(
じょうが
)
、
親
(
みずか
)
ら伝授したまひし霊法なれば、
縦令
(
たとい
)
怎麼
(
いか
)
なる難症なりとも、とみに
癒
(
いゆ
)
ること
神
(
しん
)
の如し。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
己れ炊事を
親
(
みずか
)
らするの覚悟なくば
彼
(
か
)
の豪壮なる壮士の
輩
(
はい
)
のいかで
賤業
(
せんぎょう
)
を
諾
(
うべな
)
わん、私利私欲を
棄
(
す
)
ててこそ、
鬼神
(
きしん
)
をも服従せしむべきなりけれ。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
新産の駒その生母を失えば同群中新たに産せし牝馬その世話をする(熊楠いわく、猫もこれと同じきはロメーンズも言い、予
親
(
みずか
)
ら幾度も見た)
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
その上疏も栄五郎の書いたのを透き写しにされ、
親
(
みずか
)
ら署名して、それを尾州公(徳川
茂徳
(
しげのり
)
、当時
玄同
(
げんどう
)
と改名)に託された。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
内乱の起る場合 は法王が
薨
(
かく
)
れたとか、あるいはなお幼くして
政
(
まつりごと
)
を
親
(
みずか
)
らすることが出来んという時に当り、ある大臣が
威
(
い
)
をほしいままにするとか
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
上代の政治は天皇の親政(すべての政治が天皇の意志から出、天皇が大小の政務を
親
(
みずか
)
ら執られるという意義でいう)
日本歴史の研究に於ける科学的態度
(新字新仮名)
/
津田左右吉
(著)
国王が
親
(
みずか
)
ら久高知念玉城に行幸されたのでありますが、『仕置』によれば、向象賢の頃には国王の名代として
三司官
(
さんしかん
)
が行くようになっていたのであります。
ユタの歴史的研究
(新字新仮名)
/
伊波普猷
(著)
しかるに当時余輩は尺度について未だ
親
(
みずか
)
ら研究した事がなかったが為に、これについて多くを言うの自信が無く、ただ仮りに関野君言うが如きものであったとしても
法隆寺再建非再建論の回顧
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
これを
肯
(
がえ
)
んぜなかったが、王は怒って、「王璽は朕の物である」と言って、これを大臣の手より奪って
親
(
みずか
)
ら勅赦状に鈐したる
後
(
の
)
ち、これをモールヴィーエーに返された。
法窓夜話:02 法窓夜話
(新字新仮名)
/
穂積陳重
(著)
従って多くの場合に、レクタアが代筆したが、ただ或る霊が初めて通信を試みるとか、又は特に通信を強調する必要を感じた場合とかには、当事者が
親
(
みずか
)
ら筆を執るのであった。
霊訓
(新字新仮名)
/
ウィリアム・ステイントン・モーゼス
(著)
そこで主将謙信は広瀬の方面に敵を圧迫していた諸将に速に兵をおさめて犀川方面に退却するよう命じ、
親
(
みずか
)
らも柿崎等と共に背後の妻女山を迂廻して来た甲軍に当りつつ退いた。
川中島合戦
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
しかしそればかりでなく同時に「我
親
(
みずか
)
ら千人の
垢
(
あか
)
を去らん」
古寺巡礼
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
おまけに校正まで私
親
(
みずか
)
らせねばならぬ事になった。
鳴雪自叙伝
(新字新仮名)
/
内藤鳴雪
(著)
親
(
みずか
)
ら
薬餌
(
やくじ
)
を供す
愛卿伝
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
奉仏兼大婬で高名な則天武后
親
(
みずか
)
ら上東門外に迎えたほどの傑僧で、『寄帰内法伝』は法師がかの地で目撃した所を記した、
法螺
(
ほら
)
抜きの真実譚だ。
十二支考:11 鼠に関する民俗と信念
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
唐の太宗が貞観六年
親
(
みずか
)
ら罪人を訊問し、罪死に当る
大辟囚
(
だいへきしゅう
)
らを
憐愍
(
れんびん
)
して、翌年の秋刑を行う時
法窓夜話:02 法窓夜話
(新字新仮名)
/
穂積陳重
(著)
そうしてこういう道徳思想が儒教の経典の文字のままに、君徳の修養の指針とせられたのは、実は、天皇が
親
(
みずか
)
ら政治をせられなかったところに、一つの理由があったのである。
建国の事情と万世一系の思想
(新字新仮名)
/
津田左右吉
(著)
第六には田畠の事を
親
(
みずか
)
らし玉うの類なり〔松陰家庭の活ける写真〕。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
神様にも動物の肉を供え、
畏
(
かしこ
)
くも古代の天子様は、御
親
(
みずか
)
ら肉食を遊ばされたのであります。また今日では、一般人民殆ど肉食をせぬものはありません。また皮を扱うものを以て賤しいとも致しません。
特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
毫
(
ごう
)
も慈母の
撫育
(
ぶいく
)
に
異
(
こと
)
なることなく、終日その
傍
(
かたわら
)
に
絆
(
ほだ
)
されて、更に他意とてはなき模様なりしにぞ、両親はかえって安心の
体
(
てい
)
にて
親
(
みずか
)
ら愛孫の世話をなしくるるようになり、またその愛孫の母なればとて
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
親
(
みずか
)
ら
麻衣
(
まい
)
を曳く
愛卿伝
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
ル・ヴァーヤンも、
親
(
みずか
)
ら鳥が四フィートばかり隔てて、蛇に
覘
(
ねら
)
わるるを見しに、身体
痙攣
(
ひきつり
)
て動く能わず。
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
荘厳なる儀式をもって、公は
親
(
みずか
)
らこの神意裁判を主宰せられた。ラルフはまず骰子を投じた。
輾転
(
てんてん
)
また輾転、二個の骰子は共に六を示した。合せて十二点。得らるべき最高点である。
法窓夜話:02 法窓夜話
(新字新仮名)
/
穂積陳重
(著)
そこで、その旨を書いて赤い箱に入れ家廟中に封じ、代々相伝えて十代めの孫に至り、某年月日にこの箱を太守に送り、必ず太守自身堂より下って
親
(
みずか
)
らこれを受けしめよ、と書き付け置いた。
易の占いして金取り出したること
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
幡
(
はた
)
と
蓋
(
かさ
)
で美々しく飾り、王
親
(
みずか
)
ら四種の兵隊を随えて智馬を迎え、赤銅の板を地に畳み上げて安置し、太子自ら千枝の金の蓋を
擎
(
ささ
)
げその上を覆い、王の長女金と宝玉で飾った
払子
(
ほっす
)
で蚊や蠅を追い去り
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
“親”の意味
《名詞》
(おや)父と母の汎称。
(出典:Wiktionary)
“親”の解説
(en: parent(s))とは、子を持つ人のことである。父親(男親)と母親(女親)の汎称である。
親と子をあわせて親子という。
(出典:Wikipedia)
親
常用漢字
小2
部首:⾒
16画
“親”を含む語句
父親
母親
親父
親爺
親戚
両親
親類
親友
親密
親兄弟
親父様
親仁
親方
兩親
親族
肉親
親子
親孝行
親分
親心
...