“玄同”の読み方と例文
読み方割合
げんどう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その上疏も栄五郎の書いたのを透き写しにされ、みずから署名して、それを尾州公(徳川茂徳しげのり、当時玄同げんどうと改名)に託された。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
茂徳は文久三年九月十三日に隠居し名を玄同げんどうと改め、慶勝の男元千代が藩主となった。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
しかし尾州公は名も以前の茂徳もちのり玄同げんどうと改め、家督を御隠居の実子犬千代いぬちよに譲って、すでに自分でも隠居の身分である。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)