“げんどう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
言動33.3%
玄道27.8%
玄同11.1%
間堂11.1%
原動5.6%
玄堂5.6%
玄桐5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
赤羽主任の声に、一同は女房と共にはっとまなこを上げた。そして、赤羽主任の眼が女房の言動げんどうに何事か関心を持ったらしいことに気がついて、一層緊張した沈黙が生れた。
電気風呂の怪死事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
師の周囲には平田延胤のぶたね師岡正胤もろおかまさたね権田直助ごんだなおすけ、丸山作楽さらく、矢野玄道げんどう、それから半蔵にはことに親しみの深い暮田正香くれたまさからの人たちが集まって、直接に間接に復古のために働いた。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
茂徳は文久三年九月十三日に隠居し名を玄同げんどうと改め、慶勝の男元千代が藩主となった。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
京都市の三十三間堂げんどうに、ふしぎな事件がおこりました。
仮面の恐怖王 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
黄塵くわうぢん濛々そう/\々として、日光さへばむで見える大都たいとの空に、是が二百まんの人間を活動させる原動げんどう力かと思はれる煤煙はいえんが毒々しくツ黒に噴出し
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
百姓「玄堂げんどうさん/\、此間こねえだ頼んで置いた根本の荒物屋の老爺じいさまを連れて来たから、玄堂さん案内あんねえして上げておくんなせえ」
「お医師井上玄桐げんどうどの。秋山村右衛門むらえもんどの、剣持与平けんもちよへいどのなど、四、五名おひかえにござります」
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)