“擎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ささ53.3%
さゝ13.3%
かか13.3%
13.3%
たずさ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八五薄酒うすきさけ一杯ひとつぎすすめ奉らんとて、八六高坏たかつき平坏ひらつきの清らなるに、海の物山の物りならべて、八七瓶子へいじ土器かわらけささげて、まろや酌まゐる。
次に前夕さいつゆふべの目撃せしところに就きて颶風を敍し、岸に臨みて翹望げうばうせる婦幼に及び、十字架を落す兒童とこれを拾ひて高くさゝぐる漁翁とに及べり。
高くかかげた旗を望んで駈歩をするのは、さぞ爽快そうかいだろうと思って見る。木村は病気というものをしたことがないが、小男でせているので、徴兵に取られなかった。それで戦争に行ったことはない。
あそび (新字新仮名) / 森鴎外(著)
そして児島は只この美人のげ来った橘飩を食ったばかりであった。小幾は今某政党の名高い政治家の令夫人である。
ヰタ・セクスアリス (新字新仮名) / 森鴎外(著)
たかには公儀より御拝領の富士司ふじづかさ大逸物だいいちもつを始め、大鷹おおたか二基にきはやぶさ二基をたずさえさせ給う。
三右衛門の罪 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)