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擎
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さ
ふりがな文庫
“
擎
(
さ
)” の例文
そして児島は只この美人の
擎
(
さ
)
げ来った橘飩を食ったばかりであった。小幾は今某政党の名高い政治家の令夫人である。
ヰタ・セクスアリス
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
家の内を
隈無
(
くまな
)
く尋ぬれども在らず、さては今にも
何処
(
いづこ
)
よりか
帰来
(
かへりこ
)
んと待てど暮せど、姿を
晦
(
くらま
)
せし貫一は、我家ながらも身を
容
(
い
)
るる所無き
苦紛
(
くるしまぎ
)
れに、裏庭の木戸より
傘
(
かさ
)
も
擎
(
さ
)
さで忍び出でけるなり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
擎
部首:⼿
16画
“擎”を含む語句
擎天
擎天柱
擎掛