トップ
>
織
>
おり
ふりがな文庫
“
織
(
おり
)” の例文
沖縄は元来
染
(
そめ
)
や
織
(
おり
)
の島といってもよく、実に美しい数々のものを作りましたが、それが無造作に古着として売られているのです。
沖縄の思い出
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
(ちゞみはくぢらざし三丈を定尺とす)
績
(
うみ
)
はじむるより
織
(
おり
)
おろし
曬
(
さら
)
しあげて
端
(
たん
)
になすまでの
苦心労繁
(
くしんらうはん
)
おもひはかるべし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
烏帽子
(
えぼし
)
もともに此の
装束
(
しょうぞく
)
は、
織
(
おり
)
ものの模範、美術の
表品
(
ひょうほん
)
、源平時代の参考として、
嘗
(
かつ
)
て博覧会にも飾られた、鎌倉殿が秘蔵の、いづれ
什物
(
じゅうもつ
)
であつた。
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
一 女は常に
心遣
(
こころづか
)
ひして其身を堅く
謹
(
つつしみ
)
護
(
まもる
)
べし。朝早く起き夜は遅く
寝
(
い
)
ね、昼は
寝
(
いね
)
ずして家の内のことに心を用ひ、
織
(
おり
)
縫
(
ぬい
)
績
(
うみ
)
緝
(
つむぎ
)
怠
(
おこたる
)
べからず。又茶酒
抔
(
など
)
多く
飲
(
のむ
)
べからず。
女大学評論
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
マニーロフは緑いろのシャロン
織
(
おり
)
のフロックコートを著て突っ立ったまま、眼の上に
庇
(
ひさし
)
を
拵
(
こし
)
らえるような恰好に片手を額にかざして、乗りこんで来る馬車の正体を見届けようとしていた。
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
▼ もっと見る
絹木綿は
綾操
(
あやどり
)
にくきものゆえ、今晩の
中
(
うち
)
に
引裂
(
ひきさ
)
くという事は、御尊父様のお名を
匿
(
かく
)
したのかと心得ます、渡邊織江の
織
(
おり
)
というところの縁によって、
斯様
(
かよう
)
な事を
認
(
か
)
いたのでも有りましょうか
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
前垂でも好いのは一個三十六円位するのがある。そのはずです、チベット最上等の羊毛だんだら
織
(
おり
)
ですから……。実に立派なものです。けれども
指環
(
ゆびわ
)
は貴族の婦人を除くのほかは大抵銀が多いのです。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
並木道には
松明
(
たいまつ
)
の光が、行ったり来たりして
織
(
おり
)
をなしていた。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
かの源内は江戸の
饒地
(
げうち
)
に火浣布を
織
(
おり
)
しゆゑ其
聞
(
きこ
)
え高く、この両人は越後の
辟境
(
へききやう
)
に火浣布をおりしゆゑ其名
低
(
ひく
)
し、ゆゑにこゝにしるして好事家の一話に
供
(
きよう
)
す。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
遠州
(
えんしゅう
)
の織物でもう一つ言い添えるべきだと思われるのは、
磐田
(
いわた
)
郡の
福田
(
ふくで
)
で出来る「
刺子織
(
さしこおり
)
」であります。刺子の仕事を
織
(
おり
)
で行い、分厚な仕事着地として作られます。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
「もしえ! もしえ! ちょっと……立田様の
織
(
おり
)
さんが。」
国貞えがく
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
かの源内は江戸の
饒地
(
げうち
)
に火浣布を
織
(
おり
)
しゆゑ其
聞
(
きこ
)
え高く、この両人は越後の
辟境
(
へききやう
)
に火浣布をおりしゆゑ其名
低
(
ひく
)
し、ゆゑにこゝにしるして好事家の一話に
供
(
きよう
)
す。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
実際土地でも「
織
(
おり
)
げら」とか「
伊達
(
だて
)
げら」とかいっていますから、晴着に自慢で着る織物のようなものであります。「けら」とは蓑のことで、ごく古い和語であります。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
「待ってござい、
織
(
おり
)
や。」
国貞えがく
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
此両人の
説
(
せつ
)
をきゝしに
力
(
ちから
)
をつくせば一丈以上なるをも
織
(
おり
)
うべし、しかれども其
機工
(
きこう
)
容易
(
ようい
)
ならずといへり。平賀源内は織こと五六尺に
過
(
すぎ
)
ずと
火浣布考
(
くわくわんふかう
)
にいへり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
仙台の名に
因
(
ちな
)
むものは二つあります。「
仙台平
(
せんだいひら
)
」と「
仙台箪笥
(
せんだいだんす
)
」。仙台平は専ら
袴地
(
はかまじ
)
として作られ、その質のよさを以て名が知られました。目が密で厚みがあり
織
(
おり
)
もよく、
縞
(
しま
)
もまた上々であります。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
此両人の
説
(
せつ
)
をきゝしに
力
(
ちから
)
をつくせば一丈以上なるをも
織
(
おり
)
うべし、しかれども其
機工
(
きこう
)
容易
(
ようい
)
ならずといへり。平賀源内は織こと五六尺に
過
(
すぎ
)
ずと
火浣布考
(
くわくわんふかう
)
にいへり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
○前にいふ池谷村の者の
話
(
はなし
)
に、我れ十四五の時村うちの娘に
機
(
はた
)
の上手ありて問屋より名をさしてちゞみをあつらへられ、いまだ雪のきえのこりたる
囱
(
まど
)
のもとに
機
(
はた
)
を
織
(
おり
)
てゐたるに
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“織”の意味
《名詞》
(おり) 糸を布に織ること。また、織った物。織り具合。
(出典:Wiktionary)
織
常用漢字
小5
部首:⽷
18画
“織”を含む語句
組織
羽織
織女
機織
陣羽織
綾織
大織冠
羅織
袷羽織
織物
糸織
手織
機織虫
錦織
織女星
織機
機織女
単羽織
促織
山繭織
...