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總領
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そうりやう
ふりがな文庫
“
總領
(
そうりやう
)” の例文
新字:
総領
ことに
總領
(
そうりやう
)
の勇太郎坊ちやんは、育ちが遲れて可愛盛りを病身で暮した爲に、旦那樣も、つい面倒臭がつて、存分に可愛がつては下さいません。
銭形平次捕物控:043 和蘭カルタ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
行
(
ゆ
)
き
處
(
ところ
)
なき
身
(
み
)
なれば
結句
(
けつく
)
よき
死塲處
(
しにばしよ
)
と
人目
(
ひとめ
)
を
恥
(
は
)
ぢぬやうに
成
(
な
)
りけり、にが/\しき
事
(
こと
)
なれども
女
(
をんな
)
の
心
(
こゝろ
)
だて
惡
(
わ
)
るからねば
檀家
(
だんか
)
の
者
(
もの
)
も
左
(
さ
)
のみは
咎
(
とが
)
めず、
總領
(
そうりやう
)
の
花
(
はな
)
といふを
懷胎
(
もうけ
)
し
頃
(
ころ
)
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
嘉川主税之助
養子
(
やうし
)
總領
(
そうりやう
)
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
打明けると家の
恥
(
はぢ
)
だが、隣に住んで居る
總領
(
そうりやう
)
の又五郎、やくざな野郎には相違ありませんが、近頃は幾らか固くもなつたやうだし、自分から進んで親の側へ來る位だから
銭形平次捕物控:011 南蛮秘法箋
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
石之助
(
いしのすけ
)
とて
山村
(
やまむら
)
の
總領
(
そうりやう
)
息子
(
むすこ
)
、
母
(
はゝ
)
の
違
(
ちが
)
ふに
父親
(
てゝおや
)
の
愛
(
あい
)
も
薄
(
うす
)
く、これを
養子
(
やうし
)
に
出
(
いだ
)
して
家督
(
あと
)
は
妹娘
(
いもとむすめ
)
の
中
(
なか
)
にとの
相談
(
さうだん
)
、十
年
(
ねん
)
の
昔
(
むか
)
しより
耳
(
みゝ
)
に
挾
(
はさ
)
みて
面白
(
おもしろ
)
からず、
今
(
いま
)
の
世
(
よ
)
に
勘當
(
かんだう
)
のならぬこそをかしけれ
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
お
茶
(
ちや
)
の
間
(
ま
)
を
越
(
こ
)
して
大奧
(
おほおく
)
にも
高
(
たか
)
く、お
約束
(
やくそく
)
の
聟君
(
むこぎみ
)
洋行中
(
やうかうちう
)
にて、
寐覺
(
ねざめ
)
を
寫眞
(
しやしん
)
に
物
(
もの
)
がたる
總領
(
そうりやう
)
の
令孃
(
ひめ
)
さへ、
垣根
(
かきね
)
の
櫻
(
さくら
)
折
(
を
)
れかし
吾助
(
ごすけ
)
、いさヽかの
用事
(
ようじ
)
にて
大層
(
たいそう
)
らしく、
御褒美
(
ごはうび
)
に
賜
(
たま
)
はる
菓子
(
くわし
)
の
花紅葉
(
はなもみぢ
)
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
總領
(
そうりやう
)
の徳太郎夫妻、妹娘のお延の五人だけ、奉公人は番頭の宇之助、小僧の巳代吉、あとは下女のお米だけ、この七人のうちには、お米の言葉を信じると、嫁のお染を殺すやうな人間はありません。
銭形平次捕物控:260 女臼
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
目鼻
(
めはな
)
だちの
何處
(
どこ
)
やらが
水子
(
みづこ
)
にて
亡
(
う
)
せたる
總領
(
そうりやう
)
によく
似
(
に
)
たりとて、
今
(
いま
)
はなき
人
(
ひと
)
なる
地主
(
ぢぬし
)
の
内儀
(
つま
)
に
可愛
(
かあい
)
がられ、はじめはお
大盡
(
だいじん
)
の
旦那
(
だんな
)
と
尊
(
たつと
)
びし
人
(
ひと
)
を、
父上
(
ちゝうへ
)
と
呼
(
よ
)
ぶやうに
成
(
な
)
りしは
其身
(
そのみ
)
の
幸福
(
しやわせ
)
なれども
ゆく雲
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
總
部首:⽷
17画
領
常用漢字
小5
部首:⾴
14画
“總領”で始まる語句
總領贔屓