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立並
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たちなら
ふりがな文庫
“
立並
(
たちなら
)” の例文
旧字:
立竝
そして、向うの丘には、白い空を背景にして、十体ばかりの道化人形が、ヒョコンヒョコンと
立並
(
たちなら
)
んでいる。
地獄風景
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
(と
独楽
(
こま
)
を
懐
(
ふところ
)
にして、
立並
(
たちなら
)
ぶ)——風吹け、や、吹け。山の風吹いて来い。——(同音に
囃
(
はや
)
す。)
紅玉
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
小径に沿うては
田圃
(
たんぼ
)
を
埋立
(
うめた
)
てた
空地
(
あきち
)
に、新しい
貸長屋
(
かしながや
)
がまだ
空家
(
あきや
)
のままに
立並
(
たちなら
)
んだ処もある。
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
許
(
ゆる
)
され其外十人の
足輕
(
あしがる
)
は前後に
立並
(
たちなら
)
び若や道中にて
非常
(
ひじやう
)
の事も有ばとて
專
(
もつぱ
)
ら用心をぞ爲たりけり斯て始の夜は藤澤宿にて泊り以前世話に成たる
旅籠屋
(
はたごや
)
何某
(
なにがし
)
が家に行て
厚
(
あつ
)
く
禮
(
れい
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
立並
(
たちなら
)
ぶ
檜
(
ひのき
)
の
梢
(
こずえ
)
と見えたり、じっと動かぬ様でいながら、いつとはなく、全く違った形に化けて行った。
押絵と旅する男
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
▼ もっと見る
小径
(
こみち
)
に沿うては
田圃
(
たんぼ
)
を
埋立
(
うめた
)
てた
空地
(
あきち
)
に、新しい
貸長屋
(
かしながや
)
がまだ
空家
(
あきや
)
のまゝに
立並
(
たちなら
)
んだ
処
(
ところ
)
もある。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
渠等
(
かれら
)
は
己
(
おのれ
)
を
拒
(
こば
)
みたる
者
(
もの
)
の
店前
(
みせさき
)
に
集
(
あつま
)
り、
或
(
あるひ
)
は
戸口
(
とぐち
)
に
立並
(
たちなら
)
び、
御繁昌
(
ごはんじやう
)
の
旦那
(
だんな
)
吝
(
けち
)
にして
食
(
しよく
)
を
與
(
あた
)
へず、
餓
(
う
)
ゑて
食
(
くら
)
ふものの
何
(
なに
)
なるかを
見
(
み
)
よ、と
叫
(
さけ
)
びて、
袂
(
たもと
)
を
深
(
さ
)
ぐれば
畝々
(
うね/\
)
と
這出
(
はひい
)
づる
蛇
(
くちなは
)
を
掴
(
つか
)
みて
蛇くひ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
汽車
(
きしや
)
が
千葉
(
ちば
)
まはりに
譽田
(
ほんだ
)
……を
過
(
す
)
ぎ、
大網
(
おほあみ
)
を
本納
(
ほんなふ
)
に
近
(
ちかづ
)
いた
時
(
とき
)
は、
目
(
め
)
の
前
(
まへ
)
の
苗代田
(
なはしろだ
)
を、
二羽
(
には
)
銀翼
(
ぎんよく
)
を
張
(
は
)
つて、
田毎
(
たごと
)
の
三日月
(
みかづき
)
のやうに
飛
(
と
)
ぶと、
山際
(
やまぎは
)
には、つら/\と
立並
(
たちなら
)
んで、
白
(
しろ
)
い
燈
(
ひ
)
のやうに
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
こう聞くと、唯その二人
立並
(
たちなら
)
んだ折のみでない。
甲乙
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
並
常用漢字
小6
部首:⼀
8画
“立”で始まる語句
立
立派
立退
立停
立場
立上
立出
立竦
立籠
立塞