“たちなら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
立並69.2%
立駢15.4%
立併7.7%
立竝7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(と独楽こまふところにして、立並たちならぶ)——風吹け、や、吹け。山の風吹いて来い。——(同音にはやす。)
紅玉 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
鉱山の方へ搬ばれてゆく、味噌みそ醤油しょうゆなどを荷造した荷馬が、町に幾頭となく立駢たちならんで、時雨しぐれのふる中を、尾をたれて白い息を吹いているような朝が幾日となく続いた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
叔母とその奴婢どひやからは、皆玄関に立併たちならびて、いずれも面に愁色しゅうしょくあり。
琵琶伝 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
雌鳥めどり雄鳥をどり立竝たちなら
孔雀船 (旧字旧仮名) / 伊良子清白(著)