べう)” の例文
べうすなりふ幾億萬年いくおくまんねんのちには、大陸たいりくひたつくさうとするところみづで、いまも、瞬間しゆんかんのちも、咄嗟とつさのさきも、まさしかなすべくはたらいてるのであるが
星あかり (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
或る日、わたしはそれの目ろくながめながら、せめて百分の一べうぐらゐまでのシヤツタア裝置そうちのある三四十円の寫眞器しやしんきはうとおもつて、さう心をきめた。
べう、十べう大叫喚だいけうくわん、あはや、稻妻いなづま喰伏くひふせられたとおもつたが、このいぬ尋常じんじやうでない、たちまちむつくときて、をりからをどかゝ一頭いつとう雄獅をじゝ咽元のどもと噛付くひついて、一振ひとふるよとへたが
出発しゆつぱつしてから一ぷんべう
べうならず、後甲板こうかんぱん
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
えいせいで、シイ・テツサア四・五鏡玉レンズ、千百六十分の一べうまでくシヤツタア付の、手ふだかたレフレツクス、しろようとしてはほとんどこの上ないものといつて差支さしつかへないのだが
奔龍ほんりうごとくに波上はじやうふ、本艦ほんかんなりしづむる十べう二十べう
それと同がくぐらゐの足し前を母にせがんでやうや理想りそうに近い寫眞器しやしんきを買つたそれは可成かなあかるいアナスチグマツトレンズに百分の一べうまで利くオオトシヤツタア裝置そうちを持つプレモかたの二まいかけ寫眞器しやしんき