“秒時”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しばらく33.3%
びょうじ33.3%
セコンド33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
然いふ譯なら此事は秒時しばらく吾儕にお任せなさい彼近所へゆき夫とはなく病が有かあらざるかを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
三十秒、二十秒、十秒と、ふたりの心臓の鼓動こどうをあわせて、息づまるようなおそろしい秒時びょうじが、すぎさっていきました。
怪人二十面相 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
躊躇ちゅうちょするもの一秒時セコンド、手なる角燈を差し置きつ、と見れば一枝の花簪はなかんざしの、徽章きしょうのごとくわが胸にかれるが、ゆらぐばかりに動悸どうきはげしき、お香の胸とおのが胸とは、ひたと合いてぞ放れがたき。
夜行巡査 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)