トップ
>
眞個
>
ほんたう
ふりがな文庫
“
眞個
(
ほんたう
)” の例文
新字:
真個
樣子
(
やうす
)
を
聞
(
き
)
くと、
汽船會社
(
きせんぐわいしや
)
の
無錢
(
たゞ
)
で
景物
(
けいぶつ
)
は、
裏切
(
うらぎ
)
られた。
何
(
ど
)
うも
眞個
(
ほんたう
)
ではないらしいのに、がつかりしたが、
此
(
こ
)
の
時
(
とき
)
の
景色
(
けしき
)
は
忘
(
わす
)
れない。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
多分さうした
綽名
(
あだな
)
のある何處かの奇人ででもあらうと思つてゐると、それが
眞個
(
ほんたう
)
の陸軍大將西郷隆盛であつたのに驚いたことは、今でも半月に一度ぐらゐ思ひ出してゐる。
天満宮
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
いや、よしんば
其
(
それ
)
が
眞個
(
ほんたう
)
の
難破信號
(
なんぱしんがう
)
であつたにしろ、
此樣
(
こんな
)
平穩
(
おだやか
)
な
海上
(
かいじやう
)
で
難破
(
なんぱ
)
するやうな
船
(
ふね
)
は
全
(
まつた
)
く
我等
(
われ/\
)
海員
(
かいゐん
)
の
仲間以外
(
なかまはづれ
)
です、
何
(
なに
)
も
面倒
(
めんだう
)
な
目
(
め
)
を
見
(
み
)
て
救助
(
きうじよ
)
に
赴
(
おもむ
)
く
義務
(
ぎむ
)
は
無
(
な
)
いのです。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
「
馬鹿
(
ばか
)
にしてるよ、こんな
兒
(
こ
)
にお
前
(
まへ
)
さん、
札
(
ふだ
)
をつけとかないつて
奴
(
やつ
)
があるもんか。うつかりだよ、
眞個
(
ほんたう
)
にさ。」
迷子
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
夫人
(
おくさん
)
!
先刻
(
せんこく
)
貴女
(
あなた
)
も
左樣
(
さう
)
仰
(
お
)
つしやいましたねえ。
私
(
わたくし
)
も
眞個
(
ほんたう
)
に、
此世
(
このよ
)
でまた
貴女
(
あなた
)
にお
目
(
め
)
にかゝらうとは
思
(
おも
)
ひ
設
(
まう
)
けませんでした、
實
(
じつ
)
に
不思議
(
ふしぎ
)
ですよ、
一體
(
いつたい
)
あの
時
(
とき
)
は
如何
(
どう
)
して
御助命
(
おたすかり
)
になりました。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
▼ もっと見る
と
言
(
い
)
つたと
言
(
い
)
ふ——
眞個
(
ほんたう
)
か
知
(
し
)
らん、いや、
嘘
(
うそ
)
でない。
此
(
これ
)
は
私
(
わたし
)
の
内
(
うち
)
へ
來
(
き
)
て(
久保勘
(
くぼかん
)
)と
染
(
そ
)
めた
印半纏
(
しるしばんてん
)
で、
脚絆
(
きやはん
)
の
片
(
かた
)
あしを
擧
(
あ
)
げながら、
冷酒
(
ひやざけ
)
のいきづきで
御當人
(
ごたうにん
)
の
直話
(
ぢきわ
)
なのである。
露宿
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
あゝ、あの
時
(
とき
)
は、
眞個
(
ほんたう
)
に
物凄
(
ものすご
)
う
御坐
(
ござ
)
いましたねえ。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
眞
部首:⽬
10画
個
常用漢字
小5
部首:⼈
10画
“眞”で始まる語句
眞
眞實
眞中
眞面目
眞白
眞赤
眞黒
眞直
眞似
眞物