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珠玉
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しゆぎよく
ふりがな文庫
“
珠玉
(
しゆぎよく
)” の例文
金銀
(
きんぎん
)
珠玉
(
しゆぎよく
)
巧
(
たくみ
)
を
極
(
きは
)
め、
喬木
(
けうぼく
)
高樓
(
かうろう
)
は
家々
(
かゝ
)
に
築
(
きづ
)
き、
花林曲池
(
くわりんきよくち
)
は
戸々
(
こゝ
)
に
穿
(
うが
)
つ。さるほどに
桃李
(
たうり
)
夏
(
なつ
)
緑
(
みどり
)
にして
竹柏
(
ちくはく
)
冬
(
ふゆ
)
青
(
あを
)
く、
霧
(
きり
)
芳
(
かんば
)
しく
風
(
かぜ
)
薫
(
かを
)
る。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
やくざ者の半三は多分、後の五兩の代りにお信の
珠玉
(
しゆぎよく
)
のやうな肉體を要求した事でせう。
銭形平次捕物控:202 隠し念仏
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
草色
(
くさいろ
)
の
薔薇
(
ばら
)
の花、海の色の
薔薇
(
ばら
)
の花、ああ
海
(
うみ
)
のあやしい
妖女
(
シレエヌ
)
の
臍
(
ほぞ
)
、
草色
(
くさいろ
)
の
薔薇
(
ばら
)
の花、波に漂ふ不思議な
珠玉
(
しゆぎよく
)
、指が
一寸
(
ちつと
)
觸
(
さは
)
ると、おまへは唯の水になつてしまふ、
僞善
(
ぎぜん
)
の花よ、
無言
(
むごん
)
の花よ。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
あの白壁の中にどんな
和
(
やはらか
)
い、どんなに美しい、見ただけで胸がわくわくするやうな、珍しい反物や
珠玉
(
しゆぎよく
)
が
蔵
(
しま
)
つてあるだらうか、それが一一手に取つて見えるやうにも感ぜられるのであつた。
夜烏
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
または
純
(
じゆん
)
なる
珠玉
(
しゆぎよく
)
の如きわが
雙
(
さう
)
の眼が
エロディヤッド
(旧字旧仮名)
/
ステファヌ・マラルメ
(著)
▼ もっと見る
因陀羅網
(
いんだらもう
)
の
珠玉
(
しゆぎよく
)
に照りかへして
智恵子抄
(新字旧仮名)
/
高村光太郎
(著)
波
(
なみ
)
の
珠玉
(
しゆぎよく
)
を
鏤
(
ちりば
)
め、
白銀
(
しろがね
)
の
雲
(
くも
)
の
浮彫
(
うきぼり
)
を
装
(
よそほ
)
ひ、
緑金
(
りよくきん
)
の
象嵌
(
ぞうがん
)
に
好木奇樹
(
かうぼくきじゆ
)
の
姿
(
すがた
)
を
凝
(
こ
)
らして、
粧壁彩巌
(
しやうへきさいがん
)
を
刻
(
きざ
)
んだのが、一
目
(
め
)
である。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
紫水晶色
(
アメチストいろ
)
の
薔薇
(
ばら
)
の花、
曉方
(
あけがた
)
の星、
司教
(
しけう
)
のやうな優しさ、
紫水晶色
(
アメチストいろ
)
の
薔薇
(
ばら
)
の花、信心深い柔かな胸の上におまへは寢てゐる、おまへは
瑪利亞樣
(
マリヤさま
)
に捧げた寶石だ、噫
寶藏
(
はうざう
)
の
珠玉
(
しゆぎよく
)
、
僞善
(
ぎぜん
)
の花よ、
無言
(
むごん
)
の花よ。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
下
(
した
)
に
又
(
また
)
棚
(
たな
)
ありて
金銀
(
きんぎん
)
珠玉
(
しゆぎよく
)
を
裝
(
も
)
れり。
西
(
にし
)
の
房
(
ばう
)
には
漆器
(
しつき
)
あり。
蒔繪
(
まきゑ
)
新
(
あらた
)
なるものの
如
(
ごと
)
し。さて
其
(
その
)
北
(
きた
)
の
房
(
ばう
)
にこそ、
珠
(
たま
)
以
(
も
)
て
飾
(
かざ
)
りたる
棺
(
ひつぎ
)
ありけれ。
内
(
うち
)
に
一人
(
いちにん
)
の
玉女
(
ぎよくぢよ
)
あり。
生
(
い
)
けるが
如
(
ごと
)
し。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“珠玉”の意味
《名詞》
海で採れる真珠と山でとれる玉。
詩文、芸術などで美しく優れたもの。
(出典:Wiktionary)
珠
常用漢字
中学
部首:⽟
10画
玉
常用漢字
小1
部首:⽟
5画
“珠玉”で始まる語句
珠玉篇