桂川かつらがは)” の例文
一瀬ひとせひくたきさつくだいて、さわやかにちてながるゝ、桂川かつらがは溪流けいりうを、石疊いしだたみいたみづうへせきなかばまで、足駄穿あしだばきわたつてて、貸浴衣かしゆかたしりからげ。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
かく參向さんかうの公家衆例年の通り八幡宮御寶前はうぜんに於て御神拜しんはいをはり御式路淀の城下に差掛られしが茲に木津川きづがは淀川よどがは桂川かつらがはと云ふ三所の大川あり是に大橋小橋孫橋といへる三橋を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「みんな申しあげませう。実は以南さんは、桂川かつらがはに身を投げてなくなられたのです。」
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
伊豆の國狩野かのの庄、修禪寺村(今の修善寺)桂川かつらがはのほとり、夜叉王の住家。
修禅寺物語 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
桂川かつらがはまくときはおはんせな長右衞門ちやううゑもんうたはせておびうへへちよこなんとつてるか、此奴こいついお茶番ちやばんだとわらはれるに、をとこなら眞似まねろ、仕事しごとやのうちつて茶棚ちやだなおく菓子鉢くわしばちなか
わかれ道 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
あめれたあさである。修善寺しゆぜんじ温泉宿をんせんやど、——くわん家族かぞく一婦人いちふじんと、家内かない桂川かつらがは一本橋いつぽんばしむかうの花畑はなばたけ連立つれだつて、次手ついで同家どうけひかへ別莊べつさう——あきである——をせてもらつた、とつてはなした。
鳥影 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
桂川かつらがはの幕が出る時はお半の脊中せなに長右衞門と唱はせて彼の帶の上へちよこなんと乘つて出るか、此奴は好いお茶番だと笑はれるに、男なら眞似て見ろ、仕事やの家へ行つて茶棚の奧の菓子鉢の中に
わかれ道 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
桂川かつらがはの幕が出る時はお半の脊中せなに長右衛門とうたはせてあの帯の上へちよこなんと乗つて出るか、此奴こいつは好いお茶番だと笑はれるに、男なら真似まねて見ろ、仕事やの家へ行つて茶棚の奥の菓子鉢の中に
わかれ道 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)