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拜借
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はいしやく
ふりがな文庫
“
拜借
(
はいしやく
)” の例文
新字:
拝借
拜借
(
はいしやく
)
仕つり度是迄
推參
(
すいさん
)
候といふに
強慾
(
がうよく
)
無道
(
ぶだう
)
の天忠和尚
滿面
(
まんめん
)
に
笑
(
ゑみ
)
を
含
(
ふく
)
み夫は
重疊
(
ちようでふ
)
の事なり
扨
(
さて
)
其
譯
(
わけ
)
は如何にと尋ぬるに大膳は
膝
(
ひざ
)
を
進
(
すゝ
)
め聲を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
少年行
(
せうねんかう
)
と
前
(
まへ
)
がきがあつたと
思
(
おも
)
ふ……こゝに
拜借
(
はいしやく
)
をしたのは、
紅葉先生
(
こうえふせんせい
)
の
俳句
(
はいく
)
である。
處
(
ところ
)
が、その
着
(
き
)
つれてとある
春着
(
はるぎ
)
がおなじく
先生
(
せんせい
)
の
通帳
(
おちやうめん
)
を
拜借
(
はいしやく
)
によつて
出來
(
でき
)
たのだから
妙
(
めう
)
で、そこが
話
(
はなし
)
である。
春着
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
(
引出
(
ひきだ
)
しの
分
(
ぶん
)
も
拜借
(
はいしやく
)
致
(
いた
)
し候
石之助
(
いしのすけ
)
)
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
列座
(
れつざ
)
の
方々
(
かた/″\
)
、いづれも
豫
(
かね
)
て
御存
(
ごぞん
)
じの
如
(
ごと
)
く、
某
(
それがし
)
勝手
(
かつて
)
不如意
(
ふによい
)
にて、
既
(
すで
)
に
先年
(
せんねん
)
公義
(
こうぎ
)
より
多分
(
たぶん
)
の
拜借
(
はいしやく
)
いたしたれど、なか/\
其
(
それ
)
にて
取續
(
とりつゞ
)
かず、
此際
(
このさい
)
家政
(
かせい
)
を
改革
(
かいかく
)
して
勝手
(
かつて
)
を
整
(
とゝの
)
へ
申
(
まを
)
さでは、
一家
(
いつか
)
も
終
(
つひ
)
に
危
(
あやふ
)
く
候
(
さふらふ
)
。
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
拂ひ何ぞ
紛失
(
ふんじつ
)
の物はなきやと
吟味
(
ぎんみ
)
に及ぶ
所
(
ところ
)
豫々
(
かね/″\
)
大切にせし
脊負葛籠
(
せおひつゞら
)
の無は盜まれたりと覺えしと云時夫は昨日夕方に彦兵衞殿參られ
御隱居樣
(
ごいんきよさま
)
に願ひお金の代りに四五日
拜借
(
はいしやく
)
して
行
(
ゆか
)
れしと下女が
詞
(
ことば
)
に
其
(
そ
)
は又如何の
譯成
(
わけなり
)
と問ば昨日彦兵衞殿金子の無心を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
いかに
息災
(
そくさい
)
でも
既
(
すで
)
に五十九、あけて六十にならうといふのが、
内
(
うち
)
でこそはくる/\
𢌞
(
まは
)
れ、
近頃
(
ちかごろ
)
は
遠路
(
とほみち
)
の
要
(
えう
)
もなく、
父親
(
ちゝおや
)
が
本
(
ほん
)
を
見
(
み
)
る、
炬燵
(
こたつ
)
の
端
(
はし
)
を
拜借
(
はいしやく
)
し、
母親
(
はゝおや
)
が
看經
(
かんきん
)
するうしろから、
如來樣
(
によらいさま
)
を
拜
(
をが
)
む
身分
(
みぶん
)
雪の翼
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
拜
部首:⼿
9画
借
常用漢字
小4
部首:⼈
10画
“拜”で始まる語句
拜
拜見
拜承
拜殿
拜謁
拜伏
拜領
拜々
拜啓
拜聽