“公義”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きんよし50.0%
こうぎ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
公義きんよし、名よりは実だよ、当世ではな。向うに二重の腹があるなら、こっちも三じゅうばらになって、幾変化でもして見せるわさ。生き抜いた方がさいごの勝ちというものだ」
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すると一族の薬師寺公義きんよしがそれへ来てしきりにいさめた。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
列座れつざ方々かた/″\、いづれもかね御存ごぞんじのごとく、それがし勝手かつて不如意ふによいにて、すで先年せんねん公義こうぎより多分たぶん拜借はいしやくいたしたれど、なか/\それにて取續とりつゞかず、此際このさい家政かせい改革かいかくして勝手かつてとゝのまをさでは、一家いつかつひあやふさふらふ
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)