公義きんよし)” の例文
公義きんよし、名よりは実だよ、当世ではな。向うに二重の腹があるなら、こっちも三じゅうばらになって、幾変化でもして見せるわさ。生き抜いた方がさいごの勝ちというものだ」
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すると一族の薬師寺公義きんよしがそれへ来てしきりにいさめた。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)