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拔出
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ぬけい
彼は
起上つて
聲限りに
※び、
而して
此より
拔出でて、ニキタを
眞先に、ハヾトフ、
會計、
代診を
鏖殺にして、
自分も
續いて
自殺して
終はうと
思ふた。
密と
拔出で
家主の庄兵衞方へ至り見れば
此方は
待に待たることゆゑ
未だ
寢もやらず茶を
沸し菓子を
もし
魂の
拔出でたらんか、これ
一顆の
碧眞珠に、
露草を
鐫れるなるべし。
此の
人もし
仇あらば、
皆刃を
取つて
敵を
討たん。
靈山の
氣、
汽車に
迫れり。——
山北——
山北——
將また、
千束の
文に
一言も返さざりし我が無情を恨み給はん時、いかに
應へすべき、など思ひ惑ひ、恥かしさも催されて、
御所を
拔出でしときの心の
雄々しさ、
今更怪しまるゝばかりなり。
長蟲は
苦悶に
堪へず
蜒轉𢌞り、
遁れ
出でんと
吐き
出す
纖舌炎より
紅く、
笊の
目より
突出す
頭を
握り
持ちてぐツと
引けば、
脊骨は
頭に
附きたるまゝ、
外へ
拔出づるを
棄てて、
屍傍に
堆く