“脊骨”の読み方と例文
読み方割合
せぼね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
脊骨せぼねくじいた人が三人程に、火傷やけどの人や、三階や二階から落ちた人や、盲腸炎もうちょうえんの人や、なか/\種々な種類の患者が居ります。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
すると運平老は、急に脊骨せぼねを真直にし、天井に注いでいた視線を、射るように俊亮の顔に転じて、かみつくように言った。
次郎物語:02 第二部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
文字の精は、また、彼の脊骨せぼねをもむしばみ、彼は、へそに顎のくっつきそうな傴僂せむしである。しかし、彼は、おそらく自分が傴僂であることを知らないであろう。
文字禍 (新字新仮名) / 中島敦(著)