“せぼね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
背骨53.8%
脊骨38.5%
脊椎骨3.8%
脊髄3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
瞬間しゅんかん、絶望的なものがしおのように押しよせてきたが、昔のままの教室に、昔どおりにつくえ椅子いすを窓べりにおき、外を見ているうちに、背骨せぼねはしゃんとしてきた。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
すると運平老は、急に脊骨せぼねを真直にし、天井に注いでいた視線を、射るように俊亮の顔に転じて、かみつくように言った。
次郎物語:02 第二部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
ワナワナとふるえ出しながら、切れるように冷たい土を両手で掻き拡げて、丹念に探しまわってみると、泥まみれになってはいるが、脊椎骨せぼねらしいものが七八ツと
いなか、の、じけん (新字新仮名) / 夢野久作(著)
体縮み脊髄せぼねくぐまった老婆が堂の前で細長い蝋燭ろうそくを売っている。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)