“せすじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
脊筋48.4%
背筋48.4%
脊髄3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして急にえとした山気さんきのようなものが、ゾッと脊筋せすじに感じる。そのとき人は、その急坂きゅうはんに鼠の姿を見るだろう。
西湖の屍人 (新字新仮名) / 海野十三(著)
戸をあけると、大河は坐禅ざぜんでも組んでいたかのように、背筋せすじをのばしてあぐらをかいていた。かれの前の机の上には、何一つのっていなかった。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
やいばのような、怒りと冷たさが、かれの脊髄せすじから爪の先まで走った。
田崎草雲とその子 (新字新仮名) / 吉川英治(著)