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押開
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おしひら
ふりがな文庫
“
押開
(
おしひら
)” の例文
押開
(
おしひら
)
き御免なされと此家の
亭主
(
あるじ
)
長兵衞は
入來
(
いりきた
)
り只今
彼方
(
かなた
)
にて御樣子を伺ひ
實
(
まこと
)
に
御志操
(
おこゝろざし
)
を感じ候なり
然
(
さり
)
ながらお三人のお旅籠を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
其処
(
そこ
)
は人間の
鼠蹊部
(
そけいぶ
)
というような
処
(
ところ
)
で外皮を切れば腿の肉は胴の肉と離れているから
篦
(
へら
)
で腿の肉を
押開
(
おしひら
)
くとその下に腸が見えて薄い
膜
(
まく
)
が腸を
蔽
(
おお
)
っている。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
若しや? と思うと矢も盾も堪らず、
扉
(
ドア
)
を
押開
(
おしひら
)
いて中へ入った。部屋の中には電灯が
明々
(
あかあか
)
と点いていた。そして老子爵は、安楽椅子と一緒に床の上へ倒れている。
海浜荘の殺人
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
武村兵曹
(
たけむらへいそう
)
は
前
(
まへ
)
と
同
(
おな
)
じ
樣
(
やう
)
に
其
(
その
)
扉
(
とびら
)
を
押開
(
おしひら
)
くと、
同時
(
どうじ
)
にサツと
射込
(
さしこ
)
む
日
(
ひ
)
の
光
(
ひかり
)
、
疑
(
うたがひ
)
もない、
扉
(
とびら
)
の
彼方
(
かなた
)
は
明
(
あか
)
るい
所
(
ところ
)
だ、
兵曹
(
へいそう
)
はプツと
球燈
(
きゆうとう
)
を
吹消
(
ふきけ
)
す、
途端
(
とたん
)
に、
櫻木大佐
(
さくらぎたいさ
)
は
私
(
わたくし
)
に
向
(
むか
)
ひ
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
ロミオ (廟の前に進みて)
汝
(
おのれ
)
、
死
(
し
)
の
母胎
(
ぼたい
)
め、
世
(
よ
)
に
又
(
また
)
とない
珍羞
(
ちんしゅう
)
を
貪
(
むさぼ
)
り
食
(
く
)
ひをった
憎
(
にッく
)
い
胃
(
ゐ
)
の
腑
(
ふ
)
め、
汝
(
おのれ
)
の
腐
(
くさ
)
った
顎
(
あぎと
)
をば、まッ
此
(
こ
)
のやうに
押開
(
おしひら
)
いて、(と廟の扉を
抉
(
こ
)
ぢあけながら)
汝
(
おのれ
)
への
面當
(
つらあて
)
に
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
▼ もっと見る
披
(
ひら
)
かせ見れば手紙一通有り養母も
不審
(
いぶかし
)
とは思へ共城富の
名宛
(
なあて
)
故
(
ゆゑ
)
披
(
ひら
)
き見ても宜しかるべしと
封
(
ふう
)
を
押開
(
おしひら
)
きて見るに
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
汲
(
くま
)
せんとなし其
節
(
せつ
)
に此
眞向
(
まむか
)
ひの
棟割長家
(
むねわりながや
)
建續
(
たてつゞ
)
けたる其中にも一
層
(
そう
)
汚
(
きたな
)
く
荒果
(
あれはて
)
し
最
(
いと
)
小狹
(
せうけふ
)
なる家の中に五十四五なる老人
一個
(
ひとり
)
障子一枚
押開
(
おしひら
)
き
端近
(
はしちか
)
ふ出物の本を
繰廣
(
くりひろ
)
げ見てゐたりしが今長三郎が手を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
押
常用漢字
中学
部首:⼿
8画
開
常用漢字
小3
部首:⾨
12画
“押”で始まる語句
押
押入
押籠
押込
押立
押被
押付
押戴
押遣
押上