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小旗
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こばた
ふりがな文庫
“
小旗
(
こばた
)” の例文
そのそばへいって、
屋台
(
やたい
)
にさしてあるいろいろな
色紙
(
いろがみ
)
で
造
(
つく
)
られた
小旗
(
こばた
)
の
風
(
かぜ
)
になびくのを
見
(
み
)
たり、チャルメラの
音
(
おと
)
を
聞
(
き
)
こうと
思
(
おも
)
いました。
子供の時分の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
思いのほかに人の
雑鬧
(
ざっとう
)
もなく、時おり、同じ花かんざしを、女は髪に男は
襟
(
えり
)
にさして
先達
(
せんだつ
)
らしいのが紫の
小旗
(
こばた
)
を持った、遠い所から春を
逐
(
お
)
って
経
(
へ
)
めぐって来たらしい
田舎
(
いなか
)
の人たちの群れが
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
そして、
今日
(
きょう
)
はいつもより、
紫色
(
むらさきいろ
)
の
紙
(
かみ
)
の
小旗
(
こばた
)
がたくさんにちらちらと
見
(
み
)
えましたので、
早
(
はや
)
く
変
(
か
)
わった
光景
(
こうけい
)
をながめたいと
走
(
はし
)
っていきました。
子供の時分の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
おじいさんは、
青
(
あお
)
や、
赤
(
あか
)
や、
黄色
(
きいろ
)
の
小旗
(
こばた
)
の
立
(
た
)
ててある
屋台
(
やたい
)
のかたわらに
立
(
た
)
って、おもしろい
節
(
ふし
)
で
唄
(
うた
)
をうたいました。
からすの唄うたい
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ある
年
(
とし
)
の
春
(
はる
)
の
長閑
(
のどか
)
な
日
(
ひ
)
のこと、
花
(
はな
)
の
下
(
した
)
にあめ
売
(
う
)
りが
屋台
(
やたい
)
を
下
(
お
)
ろしていました。
屋台
(
やたい
)
に
結
(
むす
)
んだ
風船玉
(
ふうせんだま
)
は
空
(
そら
)
に
漂
(
ただよ
)
い、また、
立
(
た
)
てた
小旗
(
こばた
)
が
風
(
かぜ
)
に
吹
(
ふ
)
かれていました。
犬と人と花
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
おじいさんの
粗末
(
そまつ
)
な
屋台
(
やたい
)
は、
大
(
おお
)
きなにぎやかな
街
(
まち
)
の
中
(
なか
)
では、すこしも
目
(
め
)
だちませんでした。だれも、
青
(
あお
)
や、
赤
(
あか
)
や、
黄
(
き
)
の
小旗
(
こばた
)
に
目
(
め
)
をとめるものもなかったのです。
からすの唄うたい
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
いままで
遊
(
あそ
)
びに
気
(
き
)
をとられていた
子供
(
こども
)
らは、
目
(
め
)
を
丸
(
まる
)
くしてそのじいさんの
周囲
(
しゅうい
)
に
集
(
あつ
)
まって、
片方
(
かたほう
)
の
箱
(
はこ
)
の
上
(
うえ
)
に
立
(
た
)
てたいろいろの
小旗
(
こばた
)
や、
不思議
(
ふしぎ
)
な
人形
(
にんぎょう
)
などに
見入
(
みい
)
ったのです。
空色の着物をきた子供
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
まもなく、そこへ、
赤
(
あか
)
や、
紫
(
むらさき
)
や、
青
(
あお
)
の
小旗
(
こばた
)
を
屋台
(
やたい
)
に
立
(
た
)
て、
病気
(
びょうき
)
のなおったおじいさんがつれられてきました。そして、おじいさんは、
一目
(
ひとめ
)
からすを
見
(
み
)
ると、うれしさのあまり、
涙
(
なみだ
)
を
流
(
なが
)
して
喜
(
よろこ
)
びました。
からすの唄うたい
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“小旗”の解説
小旗(しょうき)は、将棋の駒の一つ。本将棋にはなく、大局将棋に存在する。
小旗の成駒。成ると後旗。
(出典:Wikipedia)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
旗
常用漢字
小4
部首:⽅
14画
“小”で始まる語句
小
小児
小径
小鳥
小僧
小言
小路
小遣
小刀
小父