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大恩
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だいおん
ふりがな文庫
“
大恩
(
だいおん
)” の例文
咄
(
はな
)
せしゆゑ
何
(
なに
)
にしても文右衞門樣の御身の
上
(
うへ
)
が
案
(
あん
)
じらるゝにより
急
(
いそ
)
ぎ只今
御尋
(
おたづ
)
ね申せし
譯
(
わけ
)
又
(
また
)
大恩
(
だいおん
)
請
(
うけ
)
たる文右衞門樣に
何
(
なに
)
意恨
(
いこん
)
あつて
御難儀
(
ごなんぎ
)
になる事を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
されば
大恩
(
だいおん
)
教主
(
けうしゆ
)
は
先
(
ま
)
づ
阿含
(
あごん
)
を
説法
(
せつぱう
)
し
志道軒
(
しだうけん
)
は
隆々
(
りゆう/\
)
と
木陰
(
ぼくいん
)
を
揮回
(
ふりまは
)
す、
皆之
(
みなこ
)
れこ〻の
呼吸
(
こきふ
)
を
呑込
(
のみこ
)
んでの
上
(
うへ
)
の
咄
(
はなし
)
なり。
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
「やっと命を助けて頂いた御主人の
大恩
(
だいおん
)
さえ忘れるとは
怪
(
け
)
しからぬ奴等でございます。」
桃太郎
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
同窓生一人も残らず自分の通りになれ、又自分の通りにして
遣
(
や
)
ろうと云うような血気の
威張
(
いば
)
りであったろうと今から思うだけで、決して道徳とか仁義とか又
大恩
(
だいおん
)
の先生に忠義とか
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
それを
大
(
おお
)
きくなってから、すこしの
損得
(
そんとく
)
で、
兄弟
(
きょうだい
)
げんかをしたり、たがいにゆききしないものがあれば、また
中
(
なか
)
には、
大恩
(
だいおん
)
のある、
母親
(
ははおや
)
をきらって、よせつけないものがあるといいますから
煙と兄弟
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
三郎
(
さぶろう
)
さまと申のなり
此頃
(
このごろ
)
來
(
き
)
給
(
たま
)
ひしは
和女
(
そなた
)
が
丁度
(
ちやうど
)
不在
(
るす
)
の
時
(
とき
)
よ一
ト
足
(
あし
)
違
(
ちが
)
ひに
御歸宅
(
ごきたく
)
ゆゑ
知
(
し
)
らぬのは
道理
(
どうり
)
と
云
(
い
)
ひかけてお
八重
(
やへ
)
の
顏
(
かほ
)
さしのぞき
此願
(
このねが
)
ひ
若
(
も
)
し
叶
(
かな
)
はゞ
生涯
(
しやうがい
)
の
大恩
(
だいおん
)
ぞかし
諄
(
くど
)
うは
云
(
い
)
はぬ
心
(
こゝろ
)
は
是
(
これ
)
よと
合
(
あ
)
はす
手
(
て
)
に
嬉
(
うれ
)
しき
色
(
いろ
)
はあらはれたり
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
大恩
(
だいおん
)
と
申
(
まを
)
すは
此
(
これ
)
なのです。——
雪霊記事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
上お早が身の
素性
(
すじやう
)
より
實家
(
じつか
)
森田屋銀五郎の方にて
不實
(
ふじつ
)
を
働
(
はたら
)
きし事まで殘りなく申立るに越前守殿
點頭
(
うなづか
)
れコレ早
然
(
さ
)
すれば汝が不儀の樣子森田屋銀五郎に
大恩
(
だいおん
)
を
請
(
うけ
)
ながら其主人宅を
取逃
(
とりにげ
)
欠落
(
かけおち
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
助
(
たす
)
かり
殊
(
こと
)
に廿兩と
云
(
いふ
)
金迄
(
かねまで
)
も
惠
(
めぐ
)
まれ路用として江戸へ來りし
譯
(
わけ
)
なるが道中にても先生の御恩になり又親分の
厚
(
あつ
)
き御世話にて今日までも無難に
暮
(
くら
)
し
居
(
ゐ
)
るも是皆樣の
大恩
(
だいおん
)
なり
然
(
しか
)
るに去年の極月
初旬
(
はじめ
)
淺草
(
あさくさ
)
の觀音樣より上野の大師樣へ參詣せんと下谷の車坂を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
恩
常用漢字
小6
部首:⼼
10画
“大恩”で始まる語句
大恩人
大恩寺