“大恩人”の読み方と例文
読み方割合
だいおんじん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みこと日本国にほんこくにとりてならびなき大恩人だいおんじんであることはいうまでもなけれど、しかしころされた賊徒ぞくとになってれば、みことほど、にもにくいものはない。
それは、——其許そこは——自分じぶんくちから申兼まをしかねる次第しだいでありますけれども、わたし大恩人だいおんじん——いえ/\恩人おんじんで、そして、ゆめにもわすれられないうつくしいひと侘住居わびずまひなのであります。
雪霊記事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
をらすもおそれ入ば今こそ殘らず白状爲すなりつて此長庵が身は刑罰けいばつなるべけれども魂魄こんぱくは此土にとゞまり己れ等一同に思ひ知らするぞ其中にも忠兵衞は第一の大恩人だいおんじんなりよくも/\八ヶ年以前のことを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)