“金迄”の読み方と例文
読み方割合
かねまで100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白状せざる者へあまことばを掛け金迄かねまで與へられしゆゑさては我が惡事知ずしていのちたすかり金までもらひたりとうれし悦び何心なく立ち去んとせしときおもはずも直助と呼び掛けられかれに答へを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かんがへ不義せし者へ金迄かねまで付けかれが存念通り惣内方へ遣す程の儀に御座れば何しに恨を殘しませうぞ何分御慈悲ごじひ御吟味ごぎんみ願ひ奉つると申を理左衞門りざゑもん默言だまれしかり其方伯父九郎兵衞へ金子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
たすかりことに廿兩といふ金迄かねまでめぐまれ路用として江戸へ來りしわけなるが道中にても先生の御恩になり又親分のあつき御世話にて今日までも無難にくらるも是皆樣の大恩だいおんなりしかるに去年の極月初旬はじめ淺草あさくさの觀音樣より上野の大師樣へ參詣せんと下谷の車坂を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)