『煙と兄弟（けむりときょうだい）』

うすぐもりのした空を、冷たい風が吹いていました。少年は、お母さんの、針仕事をなさる、窓のところで、ぼんやり、外の方をながめていました。もはや、木の葉がうすく色づいて、秋もふけてきました。 「さっきから、そこで、なにを見ているの。」と、お母さ …

著者	小川未明
ジャンル	文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約2分（500文字/分）
朗読目安時間	約3分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

上（あ） 生（う） 正（ただ） 止（と） 煙（けむり） 木（こ） 方（ほう） 彼（かれ） 家（いえ） 外（そと） 冷（つめ） 中（なか） 光（ひか） 乳（ちち） 先（さき） 空（そら） 風呂（ふろ） 煙突（えんとつ） 風（かぜ） 目（め） 青白（あおじろ） 知（し） 遠（とお） 秋（あき） 道（みち） 窓（まど） 考（かんが） 聞（き） 育（そだ） 色（いろ） 葉（は） 見（み） 大恩（だいおん） 上（のぼ） 世（よ） 人間（にんげん） 兄弟（きょうだい） 出（で） 合（あ） 同（おな） 吹（ふ） 大（おお） 深（ふか） 少年（しょうねん） 感（かん） 手（て） 損得（そんとく） 木（き） 母（かあ） 母親（ははおや） 気（き）