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嚴重
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げんぢう
ふりがな文庫
“
嚴重
(
げんぢう
)” の例文
新字:
厳重
雨蛙
(
あまがへる
)
や
青蛙
(
あをがへる
)
が、そんな
離
(
はな
)
れ
業
(
わざ
)
はしなからうと
思
(
おも
)
つたが——
勿論
(
もちろん
)
、それだけに、
蓋
(
ふた
)
も
嚴重
(
げんぢう
)
でなしに
隙
(
すき
)
があればあつたのであらう。
番茶話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
錢屋方へつかはさる兩人の與力は旅館に到り見るに
嚴重
(
げんぢう
)
なる有樣なれば
粗忽
(
そこつ
)
の事もならずと
先
(
まづ
)
玄關
(
げんくわん
)
に案内を
乞
(
こひ
)
重役
(
ぢうやく
)
に對面の儀を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
その上、恐ろしく
嚴重
(
げんぢう
)
な造りで、かすがひまで打つてありますから、一方が
外
(
はづ
)
れたのでないことは、たつた一目で判ります。
銭形平次捕物控:032 路地の足跡
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
勘次
(
かんじ
)
はどれ
程
(
ほど
)
嚴重
(
げんぢう
)
にしてもおつぎが
厠
(
かはや
)
に
通
(
かよ
)
ふ
時間
(
じかん
)
をさへ
狹
(
せま
)
い
庭
(
には
)
の
夜
(
よ
)
の
中
(
なか
)
へ
放
(
はな
)
つことを
拒
(
こば
)
むことは
出來
(
でき
)
なかつた。
執念深
(
しふねんぶか
)
い一
人
(
にん
)
が
偶然
(
ぐうぜん
)
さういふ
機會
(
きくわい
)
を
發見
(
はつけん
)
した。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
それより
洞中
(
どうちゆう
)
の
造船所
(
ぞうせんじよ
)
内
(
ない
)
を
殘
(
のこ
)
る
隈
(
くま
)
なく
見物
(
けんぶつ
)
したが、ふと
見
(
み
)
ると、
洞窟
(
どうくつ
)
の
一隅
(
いちぐう
)
に、
岩
(
いわ
)
が
自然
(
しぜん
)
に
刳
(
えぐ
)
られて、
大
(
だい
)
なる
穴倉
(
あなぐら
)
となしたる
處
(
ところ
)
、
其處
(
そこ
)
に、
嚴重
(
げんぢう
)
なる
鐵
(
てつ
)
の
扉
(
とびら
)
が
設
(
まう
)
けられて
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
▼ もっと見る
丁
(
ちやう
)
ど此の日の
前夜
(
ぜんや
)
も、周三は、父から結婚問題に就いて
嚴重
(
げんぢう
)
な
談判
(
だんぱん
)
を
吃
(
く
)
ツたのであツた。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
箱番所
(
はこばんしよ
)
の者共より
制
(
せい
)
させける是則ち天一坊
樣
(
さま
)
の御座所と
唱
(
とな
)
へて斯の如く
嚴重
(
げんぢう
)
に
構
(
かま
)
へしなり又天忠は兩人の下男に云付る樣は天一坊御事は是迄は世を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
一人彼是申
拒
(
こば
)
むは重役を
蔑
(
ないが
)
しろに致す
所行
(
しよぎやう
)
殊
(
こと
)
に再吟味は天下の
大法
(
たいはふ
)
に
背
(
そむ
)
く
間
(
あひだ
)
相成ぬとの上意なりと
嚴重
(
げんぢう
)
にこそ申渡しける越前守は
發
(
はつ
)
とばかり御受を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
嚴
部首:⼝
20画
重
常用漢字
小3
部首:⾥
9画
“嚴”で始まる語句
嚴
嚴肅
嚴敷
嚴格
嚴命
嚴然
嚴飾
嚴島
嚴罰
嚴橿