トップ
>
嗜
>
すき
ふりがな文庫
“
嗜
(
すき
)” の例文
此の通り
徳利
(
とくり
)
を提げて来た、一升ばかり分けてやろう別に
下物
(
さかな
)
はないから、
此銭
(
これ
)
で何ぞ
嗜
(
すき
)
な物を買って、
夜蕎麦売
(
よそばうり
)
が来たら窓から買え
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「お前何か食ひ度いものはないか」とか、「さうか、よし/\お前が
嗜
(
すき
)
なものなら
食
(
や
)
らう/\」
続俳諧師:――文太郎の死――
(旧字旧仮名)
/
高浜虚子
(著)
チベット人は
殺生
(
せっしょう
)
することが非常に
嗜
(
すき
)
ですから一つ殺生を戒めてやろうという考えで、どうもこの子は寿命がない、誠に気の毒な事だと言っていろいろその
因縁
(
いんねん
)
を話しました。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
かかる
饗応
(
きょうおう
)
の前で
妄
(
みだ
)
りに食うものでないと言い聞かされ、
男
(
だん
)
は
定
(
さだ
)
めし岩倉公の
御不興
(
ごふきょう
)
を受けたであろうと思いしが、翌日にいたり
公
(
こう
)
より
昨日
(
さくじつ
)
来た青年は菓子が
嗜
(
すき
)
だと見えるというて
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
これは誠に詰らないものではございますが、旦那様はお
嗜
(
すき
)
で入らっしゃいますから、少々ばかりですが、ホンのお見舞のしるしまでに
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
チベット人は馬に乗ることが非常に
嗜
(
すき
)
ですから貴族の子供などは馬の
駈競
(
かけっこ
)
をやって始終遊んで居るけれども、貧乏人の子供はそうはいかんから野辺へ出掛けて行って馬の形をして居る岩に捉まって
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
小「フン
剣客
(
けんかく
)
先生かえ、道理でお人柄が好いと思いました、
私
(
わし
)
も
嗜
(
すき
)
の道だから随分懇意なものも有りますが、何流でござるか」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
権「気に入らないよ、
妾
(
わたし
)
はいやだよ、それより甘いものが
嗜
(
すき
)
だから
口取
(
くちとり
)
か何かありそうなものだ、
見附
(
めっ
)
けて来ておくれ」
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
手前は茶が
嗜
(
すき
)
で
素
(
もと
)
より酒が嫌いだから、
好
(
よ
)
い菓子も買えません、
斯
(
か
)
くの如く困窮零落しては菓子も
喫
(
た
)
べられません、
斯様
(
かよう
)
な結構なお茶、結構なお菓子を
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
いや、
馬鹿
(
ばか
)
と
鋏
(
はさみ
)
は使ひやうだ、お
前
(
まへ
)
は
嫌
(
きら
)
ひだが、
己
(
おれ
)
は
嗜
(
すき
)
だ……
弥吉
(
やきち
)
や
何処
(
どこ
)
へ
往
(
い
)
つた、
弥吉
(
やきち
)
イ。弥「えゝー。長「フヽヽ返事が
面白
(
おもしろ
)
いな……さ
此方
(
こつち
)
へ
来
(
こ
)
い。弥 ...
にゆう
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
武「
酒家
(
さけのみ
)
は妙なものだな、酒屋の前を通ってぷーんと酒の
香
(
におい
)
が致すと飲み
度
(
た
)
くなる、
私
(
わし
)
も同じく
極
(
ごく
)
嗜
(
すき
)
だが、貴様が飲んで
居
(
い
)
る処を見ると何となく
羨
(
うらやま
)
しくなる」
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
誠に貞節な者で一体情の深い女でございますから、本当に能く亭主の看護を致して、
嗜
(
すき
)
な物を買って置き
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
うーむ、水まで
借
(
か
)
りて使ふんだな。妻「
其代
(
そのかは
)
りお
前
(
まへ
)
の
嗜
(
すき
)
な物を
取
(
とつ
)
て置いたよ。亭「え、
何
(
なに
)
を。妻「
赤飯
(
おこは
)
。 ...
八百屋
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
宜
(
い
)
いか、
私
(
わし
)
も筏乗で
力業
(
ちからわざ
)
ア
嗜
(
すき
)
だから時々来て一緒にやる事もあるから……旦那さま実に此の子ぐれえ感心な者はありませんよ、私イハア胸え
一杯
(
いっぺえ
)
になりやしたが
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
毎度私は和尚様から殺生をしてはならねえぞとやかましく云われるんでげすが、
嗜
(
すき
)
な道は
止
(
や
)
められず、毎晩
斯
(
こ
)
うやって、
*
どんどんへ来ては鰻の
穴釣
(
あなづり
)
をやってるんでげすが
闇夜の梅
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
あなたはお野掛けがお
嗜
(
すき
)
でいらっしゃいましたが、此の程はさっぱり野歩きもなさいませず、河岸
端
(
ぶち
)
へもいらっしゃいませんが、
些
(
ち
)
と御保養を遊ばしては
如何
(
いかゞ
)
でございます
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
お
嗜
(
すき
)
でございますから三度も続けて召上る位で、誠に大悦びで
在
(
いら
)
っしゃいました……
此品
(
これ
)
は誠に詰らんものでございますが、此のお菓子は
東京
(
とうけい
)
から参りましたから
何卒
(
どうぞ
)
召上って
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
嗜
漢検1級
部首:⼝
13画
“嗜”を含む語句
嗜好
不嗜
身嗜
嗜虐
嗜欲
嗜好者
好嗜
大嗜
嗜慾
嗜眠
嗜好品
嗜好物
嗜虐的
嗜食
嗜癖
嗜味
異嗜
同嗜
手嗜
嗜酒任侠
...