名簿めいぼ)” の例文
名簿めいぼを取りに立とうとすると、東海さんが、突然とつぜん、大声で、「大坂ダイハンに聞けよ。大坂は、女の選手のことなら、とてもくわしいんだ」
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
わたしはおちやませてしまひたう御座ございます』とつて帽子屋ばうしや氣遣きづかはしげに、女王樣ぢよわうさまはうました、女王樣ぢよわうさま演奏者えんそうしや名簿めいぼんでられました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
本人が第五室といったので、朝倉先生もすぐ思いあたったらしく、名簿めいぼを見ながら、たずねた。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
さうははなんだか? ゆめか? いまがたパリスが、ヂュリエットのことうたゆゑ、それで此樣こんなことをおもふのか? このこゝろくるうたか?……おゝおをおこしゃれ、薄運はくうん名簿めいぼうち
教会の名簿めいぼでは、アンネ・リスベットの子供となっていましたが。
弦月丸げんげつまる舷梯げんていたつすると、私共わたくしども乘船じやうせんことすで乘客じやうきやく名簿めいぼわかつてつたので、船丁ボーイはしつてて、いそがはしく荷物にもつはこぶやら、接待員せつたいゐんうや/\しくぼうだつして、甲板かんぱん混雜こんざつせる夥多あまたひと押分おしわけるやらして
船室に帰ってから、ぼくは大急ぎで、選手名簿めいぼを引き出し、女子選手のところを、探してみました。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
丁度ちやうど福鼠ふくねずみ法廷ほふてい横切よこぎつたときに、女王樣ぢよわうさま廷丁てい/\一人ひとりに、『この以前まへ音樂會おんがくくわいの、演奏者えんそうしや名簿めいぼつてまゐれ』とあふせられました、これをいてあはれな帽子屋ばうしやは、ふるをのゝいて
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
ひながらも王樣わうさまは、名簿めいぼ彼方此方かなたこなたさがしてられました、ところであいちやんは、つぎなる證人しようにんんなのだらうかとしきりにたくおもひながら、じつ白兎しろうさぎ瞻戍みまもつてました、がやが
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)