“乘船”のいろいろな読み方と例文
新字:乗船
読み方割合
のりくみ50.0%
じやうせん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丁度(ちやうど)此時(このとき)、休憩所(きうけいしよ)では乘船(のりくみ)の仕度(したく)も整(とゝの)つたと見(み)へ、濱島(はまじま)の頻(しき)りに私(わたくし)を呼(よ)ぶ聲(こゑ)が聽(きこ)えた。
頓(やが)て、此(この)集會(つどひ)も終(をは)ると、十時(じ)間近(まぢか)で、いよ/\弦月丸(げんげつまる)へ乘船(のりくみ)の時刻(じこく)とはなつたので、濱島(はまじま)の一家族(いつかぞく)と、私(わたくし)とは同(おな)じ馬車(ばしや)で、多(おほく)の人(ひと)に見送(みおく)られながら波止塲(はとば)に來(きた)り、其邊(そのへん)の或(ある)茶亭(ちやてい)に休憇(きうけい)した
弦月丸(げんげつまる)の舷梯(げんてい)へ達(たつ)すると、私共(わたくしども)の乘船(じやうせん)の事(こと)は既(すで)に乘客(じやうきやく)名簿(めいぼ)で分(わか)つて居(を)つたので、船丁(ボーイ)は走(はし)つて來(き)て、急(いそが)はしく荷物(にもつ)を運(はこ)ぶやら、接待員(せつたいゐん)は恭(うや/\)しく帽(ぼう)を脱(だつ)して、甲板(かんぱん)に混雜(こんざつ)せる夥多(あまた)の人(ひと)を押分(おしわけ)るやらして