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ゆ
ふりがな文庫
“
去
(
ゆ
)” の例文
『史記』には、〈孔子
去
(
ゆ
)
きて弟子にいいて曰く、鳥はわれその能く飛ぶを知り、魚はわれその能く
游
(
およ
)
ぐを知り、獣はわれその能く走るを知る。
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
「左様なら、又た
明日
(
あした
)
。お寝みなさい、源ちゃん御大事に。」お富はしとやかに辞儀して
去
(
ゆ
)
こうとした。
二少女
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
朝
(
あさ
)
去
(
ゆ
)
きて
夕
(
ゆふべ
)
は
来
(
き
)
ます
君
(
きみ
)
ゆゑにゆゆしくも
吾
(
あ
)
は
歎
(
なげ
)
きつるかも 〔巻十二・二八九三〕 作者不詳
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
極楽
(
ごくらく
)
の
写真
(
しやしん
)
を見た事もないから、
是
(
これ
)
は
有
(
あ
)
るか
無
(
な
)
いか
頓
(
とん
)
と
分
(
わか
)
らん事で、人が死んで
行
(
ゆ
)
く時は
何
(
ど
)
んなものか、
此
(
こ
)
の
肉体
(
にくたい
)
と
霊魂
(
たましひ
)
と
離
(
はな
)
れる時は
其
(
そ
)
の
霊魂
(
たましひ
)
は
何処
(
どこ
)
へ
去
(
ゆ
)
きますか、どうも
是
(
これ
)
は
分
(
わか
)
らん。
明治の地獄
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
此のことばを
聞
(
きこ
)
しめして
感
(
め
)
でさせ給ふやうなりしが、
御面
(
みおもて
)
も
和
(
やはら
)
ぎ、陰火もややうすく消えゆくほどに、つひに
竜体
(
みかたち
)
もかきけちたるごとく見えずなれば、
化鳥
(
けてう
)
もいづち
去
(
ゆ
)
きけん跡もなく
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
▼ もっと見る
「満野繁霜禾既収。今朝解任意悠悠。帯皇威去了其事。無一殛刑兼瘠溝。」〔満野繁霜禾既ニ収メ/今朝任ヲ解カレ意悠悠タリ/皇威ヲ帯ビテ
去
(
ゆ
)
キ其ノ事ヲ
了
(
お
)
ヘリ/一ノ殛刑
兼
(
およ
)
ビ瘠溝無シ〕
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
送る者の
辛
(
つら
)
さは、
去
(
ゆ
)
く者の悲しさに数倍した。
月世界探険記
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
郷は遠くして
去
(
ゆ
)
くことを得ざれども
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
去
(
ゆ
)
く日も糞を浴びてゐた
詩とはなにか
(新字新仮名)
/
山之口貘
(著)
師のねがふ事いとやすし。待たせ給へとて、
杳
(
はる
)
かの
底
(
そこ
)
に
去
(
ゆ
)
くと見しに、しばしして、
冠
(
かむり
)
装束
(
さうぞく
)
したる人の、
前
(
さき
)
の
大魚
(
まな
)
に
胯
(
また
)
がりて、
許多
(
あまた
)
の
四四
鼇魚
(
うろくづ
)
を
率
(
ひき
)
ゐて浮かび来たり、我にむかひていふ。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
可憐売到街頭去
憐
(
あわれ
)
む
可
(
べ
)
し
売
(
う
)
りに
街頭
(
がいとう
)
に
到
(
いた
)
り
去
(
ゆ
)
くも
一夕
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
「左様なら、源ちゃんお大事に、」と
去
(
ゆ
)
きかける。
二少女
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
去
(
ゆ
)
く日も糞を浴びてゐた
山之口貘詩集
(旧字旧仮名)
/
山之口貘
(著)
去
常用漢字
小3
部首:⼛
5画
“去”を含む語句
過去
逝去
死去
去来
退去
去年
立去
御逝去
逃去
帰去来
去歳
卒去
去嫌
去來
除去
去冬
薨去
置去
遠去
取去
...