“御逝去”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごせいきょ33.3%
おかくれ16.7%
おなく16.7%
おなくなり16.7%
みまか16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
某が相果て候今日は、万治元戊戌年つちのえいぬのとし十二月二日に候えば、さる正保二乙酉きのととり十二月二日に御逝去ごせいきょ遊ばされそろ松向寺殿の十三回忌に相当致しおり候事に候。
信濃殿町しなんどのまちと申しまするので奥さまは未だお若うございますが、御運が悪くって殿さまが御逝去おかくれになりまして、今年で丁度四年の間お一方でいらっしゃいますが
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
それにまたお宅の嬢様も御逝去おなくなりと承りましたがさぞ御愁傷で、七日なぬかの朝築地の波除杭なみよけぐいの処へ土左衛門が揚ったと云うので、わたしも思わずお筆の死骸と存じまして跣足はだしで箸と茶碗を持って駈出す様な事で
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「駿河台の御隠居様が、今朝急病で御逝去おなくなりなすったって。」「ええ。」「訃音しらせがありましたよ。あら、貴嬢あなたは御存じではなかったの、まあ御坐り遊ばせ。」
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
後深草はほうぜられ、亀山上皇も御逝去みまかられた。さらに後二条も、在位わずか五年で夭折ようせつされ、かねての皇太子、富仁親王が御位についた。これを
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)