“おなくなり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御死亡33.3%
御逝去33.3%
死亡33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
当時いまの殿様の曾祖父様ひいおじいさまの時代のはなしで、その奥様が二歳ふたつになる若様を残して御死亡おなくなりになりました、ソコで間もなくから後妻にどぞいをお貰いになって
画工と幽霊 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
間もなく御死亡おなくなりになったのです。
画工と幽霊 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「駿河台の御隠居様が、今朝急病で御逝去おなくなりなすったって。」「ええ。」「訃音しらせがありましたよ。あら、貴嬢あなたは御存じではなかったの、まあ御坐り遊ばせ。」
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
死亡おなくなり遊ばした母様おっかさんに、よく顔がておいでだから、平常いつも姉様ねえさんと二人して、可愛がってあげたのに、今こんな身になっているのを、見ていながら、助けてくれないのは情ないねえ、怨めしいよ。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)