“しぼう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シボウ
語句割合
脂肪52.9%
子房8.8%
死亡8.8%
市坊8.8%
四望5.9%
姿貌2.9%
史牟2.9%
志望2.9%
死眸2.9%
私謀2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日頃はその汗をすらかくことのない生活に馴れているので、体は贅肉ぜいにく脂肪しぼうに富み、四十を過ぎてからは、目に立ってえていた。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そもそも、われらをはからんほどの者は、異朝にては子房しぼう、わが朝にては、楠多聞兵衛くすのきたもんのひょうえにてもあれば知らぬこと、柴田なぞが、愚意をもって筑前を謀らんなどは笑止の沙汰じゃ。見ておれ。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ところが、長子ちょうしのセルゲイは丁度ちょうど大学だいがくの四年級ねんきゅうになってから、急性きゅうせい肺病はいびょうかか死亡しぼうしてしまう。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
城下の市坊しぼうは、碁盤目ごばんめになっていた。須賀口すがぐちから五条川の通りはわけて賑わって、幾組も踊りの輪が踊りながら歩いていた。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
四望生眩総瑩瑩 四望しぼうげんしょうじてすべ瑩瑩えいえいたり
礫川徜徉記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
文一郎はすこぶ姿貌しぼうがあって、心みずからこれをたのんでいた。当時吉原よしわら狎妓こうぎの許に足繁あししげく通って、遂に夫婦のちかいをした。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
寛斎は生れて姿貌しぼうがあったが、痘を病んでかたちやぶられた。医学館に学び、また抽斎、枳園きえんの門下におった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
これを来すことひっすべき故、果然と名づくと『本草綱目』に見え、『唐国史補』には楽羊がくよう史牟しぼうが立身のために子甥しせいを殺したは、人状獣心、この猴が友のために命を惜しまぬは
しかるに医学博士いがくはかせにして、外科げか専門家せんもんかなるかれちちは、断乎だんことしてかれ志望しぼうこばみ、もしかれにして司祭しさいとなったあかつきは、とはみとめぬとまで云張いいはった。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
俊基はもう“死眸しぼうの人”だった。大内山いちめんの五月のみどりも華麗ないらかも、まっ暗だった。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
第二、宿怨しゅくえん私謀しぼうをいだかぬこと。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)