“専門家”のいろいろな読み方と例文
旧字:專門家
読み方割合
せんもんか40.0%
スペシャリスト20.0%
くろうと20.0%
しやうばいにん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかるに医学博士いがくはかせにして、外科げか専門家せんもんかなるかれちちは、断乎だんことしてかれ志望しぼうこばみ、もしかれにして司祭しさいとなったあかつきは、とはみとめぬとまで云張いいはった。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
帽子の売子嬢は「頭部の専門家スペシャリスト」と、自費出版の未亡人は詩人と、街路掃除夫は社会改良家と、踊り子は「舞踊家」と、郵便脚夫は「官吏」と、機関手は運輸業と、給仕は会社員と
踊る地平線:11 白い謝肉祭 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
そこで自然おのずと、物には専門家くろうと素人しろうとの差別が生ずるのだと、珍々先生は自己の廃頽趣味に絶対の芸術的価値と威信とを附与して、いささか得意の感をなし、すさみきった生涯の
妾宅 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
殊に旦那と一緒に暫らく欧羅巴にらしつたから、毛唐の言葉も達者で黄鳥うぐひすのやうな声でベラ/\お咄しなさる。其上に音楽なりものがお上手で、ピアノとかは専門家しやうばいにんに負けないお伎倆うでまへださうだ。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)